No.18 キラーホエールで龍飛崎。12号一本勝負!

 からの続き。

小泊遠征、三日目も快晴!今日はキラーホエールの小さい方。
藤田船長とは二年振りの再会。初めての50キロクラスを獲ったときの船長なので相性は良い。
そして久しぶりのキラーホエールの小さい方の船はやっぱりいいね。
初めての小泊遠征で三日間乗った船なので超落ち着く。
この船長だと、親父と遊びに海に出ている感じになる。

で、「今日はどうする?」というので、「大物一発狙いで」とオーダー。
「よっしゃ、分かった、んだば龍飛だべ。ラインは何号巻いてる?」というので、二本のロッドを指さして、「10号、10号です」と答える。
「12号は無いの?」「あります」「じゃあ12号で行こう」「ハイ!」
というわけで、龍飛崎12号一本勝負のスタートです。

龍飛に着くと、早々にマグロが巨体をあらわにする。
それはまるでクジラのように、突然に海面に姿を現してはターンして消えていく。
その場所は右舷約50メートル。
もう一回出るのを待つが、船長は投げろ!というので色の変わっている辺りに γ を投げる。
すると30メートルほど後方でまたマグロが姿を現した。急いで回収して投げ直す。が、反応はない。

ゆっくりとした動きで何かを食い上げてる感じ。アタマから出てきて、するりとアタマから戻っていくので水しぶきが上がらない。
多分、他のエリアでナブラが湧いたとかそうゆう情報が流れているのだろう、今朝の龍飛には他に船の姿はない。このまま湧けば、またナブラ独り占めだ。

10分ほどすると、またもやマグロがゆっくりと跳ねた。
今度は完全にカラダが宙に浮いて、100キロどころではないということが見て取れた。
ちょうどその瞬間を、沖へ向かう途中の船に見られてしまった。
これで他の船も集まってくるのかなぁ、と思っていたら、再びマグロが跳ねた。
すると暫くしてその船は何故か居なくなった。
船長曰く、「あの船はマグロがデカすぎて居なくなったんだよ」とのこと。
以前にとんでもない大物にロッドを持って行かれたことがあるらしい。

たまらずに誘い出しを開始。ガンマを投げて放置したり、ブルーフィッシュを投げてみたりする。
30分ほどで諦めると、また30分ほど経った頃にマグロがゆっくりと跳ねる。で、また誘い出しを開始する。
そんなことが何度か続き、午前中はルアーを海に入れっぱなしにしておいた。
一投でワンヒットさせた昨日までとは様相が違う。

マグロが姿を現さなくなって暫くすると、沖の方でシイラが一斉に同じ方向へ向かって跳ねているのが見えた。が、かなり距離がある。暫く見ていると、単発の巨大な水しぶきが上がる。当然、船が一斉に走って行く。
そんな状況を遠目に見ながら、オレは行かなくていいよ、と心の中で呟く。すると、相談したわけでもないのに船長は龍飛から動かない。二人とも山師である。

が、結局午後は何事もなく終了してしまった。
明日は朝8時の飛行機に乗るため、今日中にレンタカーを返さなくてはならない。
逆算すると5時過ぎには帰港しないといけないので、残念ながら早めに終了。
さよなら船長、またね。

タックル
メイン KLL UPL 75/45 PE#12 γ-140 ダブルクダコ 6/0
誘い出し KLL77/40 PE#10 BF-100 VANFOOK CT-77 4/0

お世話になったのは、キラーホエール

へ続く。


2016 小泊遠征: 移動日 – 1DAY – 2DAY3DAY – 帰路と反省

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Category: オフショア

ikeura

バイク乗りです。犬でいうと6歳くらいです。愛車は2003年式ロードキング。東京のIT企業を経営していますが、リアル ノマドワーカーなので夏は福岡、冬は沖縄に住んでいます。バイク雑誌に連載アリ。ツーリング、キャンプが大好き。釣りは100キロ超級のクロマグロだけを追いかけています。動画も撮るので宜しければチャンネル登録もお願いします。

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