東プレ リアルフォース 108UH-S レビュー

その昔、まだ私が20代の現役SEだった頃は、英語配列キーボードを使用していた時期があります。
キーボードにひらがなが記されていなくて、ちょっとカッコよかったのです。
それに何故か押し心地がとても良かった。
当時のサーバマシンは一台で軽く数百万円はしていたので、付属のキーボードもそれなりに良いものだったのでしょう。
「これに慣れちゃったら他のキーボードは使えねぇ」 とか思っていたことを覚えています。

しかしそれから外出先でクライアントのパソコンを触る機会が増えて、自分の端末以外でも仕事をするようになると、自然と日本語配列のキーボードにシフトしました。
そしてノートパソコンを使うようになると、浅いストロークのキーボードにも慣れてしまい、いつのまにかキーボードに対するこだわりもなくなっていました。
とはいえ、ノートパソコンは ThinkPad を主に使うというこだわりは、キータッチの良さにこだわっていた昔の自分に由来していますが。

ところが、最近、自分の打つキーボードの音が カチャカチャカチャ うるさいなぁと思うようになっていました。
DELL のデスクトップに付いてきたペナペナのキーボードなので仕方ありません。
そして、近所のベスト電器にマウスを買いに行ったときに、別売のキーボードが沢山並んでいたことを思い出します。
「そうか、キーボードもマウスみたいに買い替えればいいんだ」
そう気が付いて少しリサーチを始めてみました。

すると簡単に辿り着いたのが 「東プレ リアルフォース」 というキーボード。
幾多の高級キーボードを差し置いて、いつでもどこでもナンバーワンの人気を誇っていました。
それではとりあえず買ってみようと思いましたが、種類が多くてどれを選んで良いか分かりません。
しかも値段が2万円もするので、適当に選ぶわけにもいきません。

ということで、ちゃんと調べて種類を把握することにしてみました。

まずはタッチの重さ。
これは、変荷重、ALL30g、ALL45g と 3種類ありました。
変荷重というのは、「標準的なキーは 45g だが、小指で押す範囲のキーは 30g と軽く設定されている」 というものでした。
東プレというメーカーのキーボードの売りが、この変荷重というものらしいです。
ALL30g というモデルは軽すぎる嫌いがあるらしく主に女性向け、ALL45g は変荷重が気に入らない人向け、ということが分かりました。

次に配列。
英語配列と日本語配列が選べます。
テンキー付きとテンキー無しが選べます。

次に色。これは白ベースのものと黒ベースのものがあります。
黒いモデルは、カナが印刷されてなかったり、金箔だったりしてカッコよいモデルが色々あります。
但し、機種によって選べなかったりします。

最後に静音。
カチャカチャと普通の音がするモデルと、ちょっと静かなモデルがあります。
しかし、こちらも機種によって選べなかったりします。

ここまで整理してしまうと選ぶのは簡単でした。
まず私は小指の力は弱くはありません。
長いコマンドをブラインドで間違えずに打ち込むと、「どうだ!」 と言わんばかりに右手の小指でエンターを 「バーン!」 と叩く癖があります。長い文章をカチャカチャカチャと打ち込んで、最後に小指でリターンキーを 「スパーン!」 と打つ癖もあります。
そして 「おまえ、キーボードうるさい!」 と言われた事も数知れずあるのです。
すると必然的に ALL30g も 変荷重モデルも適用外となり、ALL45g 一択になりました。

そして次に静音モデルか否か。
これはご丁寧に YouTube に、キーボードの打鍵音が沢山登録されていました。
いくつか見たり聞いたりして見ましたが、やはり打圧の強い私には静音モデルが相応だという結論に達しました。

そうすると選択肢は特になく、 RealForce 108UH-S というモデルに辿り着きました。
カラーは白しかありませんでした。
で、ポチッとしました。

で、届きました。

早速、この文章を打っています。
結果はやはり、「買ってよかった」 です。

価格は20,000円程しますが、それだけの価値はありそうです。
「サクサクサクサク」と、気持ち良い感じで文字が打てます。
キーを叩くのが楽しいとさえ感じてしまいます。
これなら仕事が捗りそうです。
文字打ちが仕事の人は絶対に買いです!

**

おまけ

さて、変荷重の方が良かったか?という問いですが、その答えは私には分かりません。それは変荷重を使っていないからです。
しかし、いままで使っていたキーボードはもちろん変荷重ではないのでまったく違和感はありません。
もしかすると、変荷重を選んでしまったら、いまごろ大変な違和感に襲われて購入を後悔していたかもしれません。

次に ALL45g は正解だったか?という問いですが、これは 「別になんとも思わない」 という回答になります。
だって、そもそも 「キーボードのタッチが重い」 なんて思ったことが有る人なんているのでしょうか?
とりあえず、いまま使っていたペナペナキーボードから移行してみて、「気持ちいい」 としか感じられません。
まあ、一般的な純正キーボードは 50g ~ 60g らしいので、それよりは軽い ALL45g はまったく問題ないでしょう。

白いキーボードは昔よく使っていたので特に違和感はありません。

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Category: PC スマホ

ikeura

バイク乗りです。犬でいうと6歳くらいです。愛車は2003年式ロードキング。東京のIT企業を経営していますが、リアル ノマドワーカーなので夏は福岡、冬は沖縄に住んでいます。バイク雑誌に連載アリ。ツーリング、キャンプが大好き。釣りは100キロ超級のクロマグロだけを追いかけています。動画も撮るので宜しければチャンネル登録もお願いします。

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