ハーレーダビッドソン沖縄で、レンタルバイクを借りてみた。

三月になると沖縄の平均気温はグンと上がって、すっかり春の陽気。久しぶりの快晴に恵まれたらハーレーに乗りたくなった。今年の 1月26日からハーレーダビッドソン ジャパンが、全国の正規ディーラーで「ハーレーダビッドソン認定レンタルバイク」というのを開始していると云うのを聞いていたので、早速レンタルを試してきた!

実はバイクに乗ろうと思いついたのは前日の夜。埼玉から遊びに来ていたくまいちと居酒屋で飲みながら、「明日何する?」「天気良さそうだしバイクでも乗る?」という流れになってハーレーの始めたレンタルバイクというのを思い出したのだ。その場で予約ページにアクセスしてみたのだが、既に前日の深夜だったので「要電話確認」になっていた。翌朝10時にお店に電話を入れてみると、運よく空きがあって無事に予約をすることができた。

近所の食堂で食事を済ませると、ハーレーダビッドソン沖縄へ向かう。フロントで免許証とクレジットカードを提示して、受付申込書に必要事項を記入すると、30分程で出発準備が整った。ショップでは、ヘルメットなどの備品も借りることができるので手ぶらで来店してもOKだ。

私が借りることにしたのは 2018年式のストリートグライド。ツーリングモデルはこれしか無かったのでカウル付きは初めてだったけれども思い切って乗ってみた。そういえばこのバイク、もうエンジンがツインカムじゃないんだよね。
跨ってエンジンを掛けてみると「ブルルルル」とあっけなく始動する。インジェクションらしく始動直後はタコメーターが跳ね上がるが、すぐに回転が落ちてきた。

お店の人に「いってらっしゃい」と手を振られてギアを繋ぐと、重いはずの車体がスッと飛び出すトルクフルなエンジン。二速にシフトしてスロットルを開くとイイ感じに加速を始めて思わずニヤリとしてしまう。少し前傾のポジションになるがキツイ感じは全くなく、むしろとても快適だった。

そして、ディーラーのレンタルなんだから、当然にノーマルマフラーのしょぼい音なんだろうと思っていたけれど、予想に反していい音してた。少なくとも我々の乗っている年式みたいにガシャガシャしてない。最近のモデルはそのままの状態でも楽しく乗れるようにできているのだった。

さて、今日の目的地は沖縄本島東海岸の定番ツーリングコースである海中道路。世界遺産勝連城跡がある勝連半島から石油基地のある平安座島へ向かって延びる、橋ではない、堤防の上に造られた全長5キロの道路だ。途中に短い橋の部分が存在するが、これは船舶の往来と潮流確保のために設置されている。
海中道路を渡りきると浜比嘉島、平安座島、宮城島、伊計島と小さな島々が次々に現れる。それぞれに雰囲気が異なっていて、景色がめまぐるしく変わる。奥へ進むにつれて、海の色も変化して、運が良ければ信じられないほどの透明度を堪能できる。

なお、海中道路へ行くなら必ず潮汐表をチェックして満潮時に訪れるようにしたい。周辺の海はかなりの浅瀬だから、干潮時になってしまうと道路の両側はただの干潟になってしまうのだ。そうするとこの蒼い景色を見ることはできないから要注意。どうしても干潮の時間帯しかスケジュールできないのであれば、少し足を延ばして古宇利島へいくことをお薦めする。

ツーリングの途中で何度かドローンを飛ばして周辺の景色を撮影してみた。海の青さと景色の良さが伝わるだろうか。昼下がりになると暑さも感じて、シャツの裾を捲り上げるほどの陽気になった。

本当は自動追尾機能を使って走行中のシーンも撮りたかったのだが、この日は結構な風が吹いていたのでそれは断念した。風と言えばストリートグライドの耐風性能は凄かった。いつもならビクビクするはずの突風や横風をものともしない安定感で、まるでクルマにでも乗っているかのような気分。これなら何処まで走っても疲れないだろうなと感心した。

これから4月いっぱいまで沖縄は最高のツーリングシーズンだ。そして5月の梅雨が明けると夏本番。さすがに真夏の昼間に沖縄でバイクに乗るには暑すぎるかもしれないが、そうゆうときは夕涼みツーリングがおススメだ。夕方に走り出しても、暗くなるのは夜9時ころなので十分に楽しめるはず。

沖縄にはレンタルバイク店が幾つもあるが、そのラインナップはいつ見てもあまり代わり映えしない。まあ良くあるレンタカーのそれで、採算重視で使い回されているのだから、どうしてもヤレタ感じは否めない。

対してハーレーダビッドソンが自ら始めたレンタルバイクは、常に高年式車両が用意されている。自分が乗ったストリートグライドなんて、ほぼ新車の状態だった。長時間レンタルで乗ってもらって気に入って貰えれば、販売機会にも繋がるだろうという思惑は容易に見て取れるし、実際に私もこのストリートグライドが欲しくなってしまった口だ。そう考えると試乗車やデモカー的な役割も兼ねているレンタル車両の程度は折り紙付きだ。お薦めのカスタムパーツが装着されている可能性もあるだろう。そうでなくとも工賃の高い正規ディーラーで十分に整備された車両というのは安心感があるし、他社と比べて大して値段が変わらないのだから、これを選択しない理由はみつからない。

というわけで、ハーレーダビッドソン認定レンタルバイクはとても快適だったので超おススメである。私もまた天気の良い日に借りてみることにする。

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Category: ツーリング

ikeura

バイク乗りです。犬でいうと6歳くらいです。愛車は2003年式ロードキング。東京のIT企業を経営していますが、リアル ノマドワーカーなので夏は福岡、冬は沖縄に住んでいます。バイク雑誌に連載アリ。ツーリング、キャンプが大好き。釣りは100キロ超級のクロマグロだけを追いかけています。動画も撮るので宜しければチャンネル登録もお願いします。

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  • お~、早速乗ってきたんですね!
    自分ので沖縄走りたいと思ってたけど、ハードルが高く・・・
    レンタルだと気軽に乗れそうで、なかなか良さそう~。
    (人のなんて、こかしそうで怖くて乗れないし笑)

    • はい、結構良かったですよ。
      そして沖縄の料金は、全国版の標準価格より少し安いのです。
      是非お試しください。

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