最終日、今日も晴れ。
の筈が窓にあたる雨の音で目が覚める。
あれ?おかしいな。
窓から外を見ると彼方に雲の端っこが見える。
真上にいる雨雲が流れ去るまでやり過ごそう。
目覚ましを一時間遅らせて二度寝。
二度目の目覚ましで目を覚ますと、空は明るくなっている。
シャワーを浴びてて、地図を片手にまずは朝飯。
おおよそのルートを決めて部屋に戻ると外はザーザー雨。
あれー。
まあ今日の目的地は遠くないし、しばらく待ってみることにする。
テレビを眺めながら時間をつぶすと、雨が小降りになってきた。
最終日、合羽を着込んでいざ出発!
本当は山に入って南下する予定だったけれど、東の空が明るいので海沿いを走ることにする。
宮崎市内からヤシの木の道を南下すること10分。反対車線にレッドバロン発見。
そういえば一昨日からブレーキランプが切れているんだったっけ。
このまま走ろうと思っていたけれど、天気いまいちだし、目的地近いし、直すか。
でもシャッター閉まっているような...。営業時間は?
10時~ と看板に書いてある。現在時刻10時5分。
よし、行ってみるかとUターン。
ブレーキランプとヒューズをチェックしたらヒューズ切れ。
ヒューズ交換と予備のヒューズを購入して代金160円也。安い!
ありがとうレッドバロン!
そんなことをしていたら空は快晴!暑い!
合羽を脱いで走り出す!
朝、雨が降っていたのは10時の開店前に通過しないように足止めをくっていた訳だ。
そうだよなー、追突でもされたら首に爆弾の自分は車椅子ですだもんなー。
それ以降はニヤケ止め、いや日焼け止めを塗り足しながらTシャツで走り続ける最終日。
道端に書かれた文字。
宮崎日向、太陽がともだち
うん、いい看板だ!
先月この道を走ったときに、いつかもう一度走りたいと思ったけれど、同時にこの道は晴れてなきゃ絶対ダメだと思ったんだよ。
それがたった一ヵ月後に逆ルートで、しかも先月に劣らない輝きを誇る海を見ながら走れるなんて、なんて素晴らしいんだ!
もう誰もいない海水浴場に秋の気配を感じながら、所どころにまだ残る夏のカケラを拾い集めながら、半袖の腕にまだ熱い日差しを受けながら、夏の余韻に浸りながら、あと数時間の最後の九州を走る。
志布志手前から細い県道に進路を変え、細い道にフロントタイヤを流し込む。
まだ少し余った時間を楽しまなくては。
そういえば、最近はずっとこんな道ばかり走っている気がする。
1.5車線の細い山道が一番落ち着く。
時々2車線になるとホッとする。(あ、もちろん両側合わせての話です)
一桁県道はもうだめ、国道は論外。
お盆休みだろうが、シルバーウィークだろうが、前にも後ろにも対向車さえいなかったのは、そんな道ばかり走っていたからだな。
観光道路に感動なんてない。
さあみんなもレッツ県道&時々険道!
そんなことを言っていたら志布志港到着。
まだ二時間前だし、どうしようと思いながらもフェリー乗り場に行くと車だらけ、バイクだらけ。
どれだけ慎重なの、あなたたち。
まあいいや、もう燃え尽きたから。
フェリーに乗って一休みだ。
さようなら九州。
本当に、ほんとうにありがとう!
宮崎は晴れが多い県らしいですね?
何時かは南九州行きたいな~♪
焼酎が旨いもんね!