最近購入した枕の話。
その名も 「Cocoon Air Core Travel Pillow UL」 という商品。
「このAir Core Travel Pillow ULは、中の綿面、裏面のフリース地
しっとりしたナイロン素材を使用した表面など
安眠を約束する仕掛けが随所にみられます。
軽さと寝心地のどちらも犠牲にしていません。」
と、いい感じの紹介文でしたので、ポチっとしてみました。
そしてこちらが届いた商品。
購入前に確認した商品写真とは異なり、吹き込み口が何故かオモテ面に付いています。裏面ならともかく表面です。 さては中国製?とんでもない不良品だな、と思いながら購入元に連絡をしました。
すると以下の回答。
「さて、コクーン エアコアトラベルピローの不吹き込み口についてですが、
早速メーカー代理店に確認を致しましたところ、今期のものより
仕様が表面側に変更されているとの回答がありました。
また、あわせて当店在庫も確認いたしましたがどれも同様の仕様でした。
私どもも仕様変更については知らされておらず、今回はじめて知りました。
HPについては近日中に追記いたします。
この度はご心配をおかけし誠に申し訳ございませんでした。
使用については問題無いとのメーカーの回答ももらっておりますので、
どうぞ安心してお使いいただけましたら嬉しく思います。」
だそうです。
なんという回答でしょう。
すっかり脱力してしまいました、ダラーン。
「これは仕様です」 って三流IT業者がよく使う台詞ですが、まさかココで聞くとは思いませんでした。
いくらコストダウンが経営課題だったとしても、この仕様変更を実行したメーカーの思想にはついていけません。
いや待てよ?少し感情的になってしまった私はここで思い直します。
そういえば販売ページには "ストイックなハイカーは枕なんて持ち運ばないけど、やっぱり欲しい" 的なことが書いてあった。もしかするとハイカーの人たちはこの程度のことは気にしないのかもしれないな。軽量化の為に半身のマットで寝るくらい凄い人たち向けの商品なのだとしたら、荷物積み放題のバイク乗りの私がとやかく言うのは筋違いなのかもしれない。
1グラムでも軽くと思う人がいる一方、電気カーペットまで持っていくファミリーキャンパーも存在する訳で、一概に「キャンプ用品」という言葉で括れるわけがないのだと改めて気が付きました。
そう思うと 「お前なんか家の枕でも積んで行け」 と言われても仕方ないとも思えてしまう。
***
返品か交換になるのだと思って使わずにいましたが、予期せず自分のモノになってしまいましたので遠慮なく使ってみました。
床に置いてゴロゴロしてみると確かに使用については問題ありません。 時々、プラスチックの突起物が顔とかアタマに当たるだけです。
安心して使おうかとも思いましたが、中に空気の仕切りなどが無いので構造的には単なるビニール袋。フワフワしすぎて自分には合いませんでした。
わたしのキャンプ用品の選択基準はワクワク度です。
新しい道具を買うと 「あー!早く使ってみたい!」 となるあの感じです。
残念ながらこの枕は、「コレを持って出掛けてみたい!」 には達しませんでしたので、会ったばかりではありますがサヨナラしようと思います。
ありがとう、コクーン エアコアトラベルピロー。
さようなら、僕の3,360円...。
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