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SUWADA マスターピースコレクション 黒檀

諏訪田

設定しておいた入荷のお知らせが来て反射的にポチッてしまった諏訪田の爪切り、マスターピースコレクションの黒檀モデルが届いた。手元には紫檀モデルもあるので、どちらを自分用に卸そうか悩みながら撮ったのが上の写真。そして悩むこと数時間。紫檀モデルを自分用にすることに決めた。

真新しい爪切りを持って、早速ベランダで爪を切る。パチン、パチン。

サイズや仕様は全く同じで、単純に柄の素材が変わっただけのマスターピースコレクション。当然に見栄えが良くなって、所有感が満たされるだけなのだと思っていたのだが、実際に使ってみると使用感がまったく違っていて驚いた。切れ味が軽く、心地よいのだ。これは気のせいだろうか。いやそんなことはない。もうこの SUWADA の爪切りを使い始めて2年以上経っているのだから間違うはずがない。ずっしりとしたメタルの感触が、乾いた木の感触に変わったのだ。大げさに言えば、韓国でつかう金属の箸から、良い木でつくられた日本の箸に持ち替えた感じと云えば伝わるだろうか。

気になって重量を計ってみると、通常モデルは 83グラムなのに対し、マスターピースコレクション紫檀モデルは65グラムだった。たった 18グラムとはいえ、重量比にすれば 21パーセントも軽くなっているのだから、使用感が違うのは当然だろう。

実は最初に諏訪田のつめ切りを購入しようとしたとき、(モデルは忘れてしまったが)マスターピースコレクションの在庫は幾つか有った。しかしその価格を見た私はそれを「問題外」と切り捨てて、通常モデルを購入したのだった。貝印とかの安い普通のつめ切りを数か月毎に買い換えて使っていた私にとって、ニッパータイプのつめ切りなんて未知の世界のものだったから、そもそもそれを使い続けることになるかすら分からなかったのだから仕方あるまい。

だがいつからか、もうこのつめ切り以外は使えないし使いたくないと思うようになった。すると、これを一生使い続けるのなら、もう少しグレードアップしても良いだろう。マスターピースコレクションならば、人生で購入する最後のつめ切りに相応しいのではないかと思い至ったのだ。しかし各種メディアで取り上げられたらしく、いつの間にか SUWADA のつめ切りは人気になっていて、通常モデルでさえ在庫が薄い状況になっていた。

そしてなかなか手に入らない状況が長く続いた末に、やっと手にした紫檀モデル。通常モデルを使っていた期間が長かったからこそ、感触の違いに気が付けたのだと思うと感慨一入である。

SUWADA つめ切り マスターピースコレクション 紫檀

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