無意識にラベルを見て美味しそうじゃないかもと思ったらしく、一番最後まで飲まずにいたのだけれど、ここ最近で一番おいしかった。美味しかったと認識するより先に、開栓した途端一瞬で飲み干してしまった。これはリピートせねば!
以下はもらいもの説明文
ヴィトルキアーノという町にある、78人の修道女が住む、ベネディクト修道会シトー派の修道院。コエノビウムというのは、ラテン語で”修道院“という意味です。
葡萄栽培、醸造も、全て修道女たちによっておこなわれています。畑ではボルドー液以外の農薬は一切使わない有機農法を実践し、二酸化硫黄もブドウ圧搾時に極少量加えるだけで、ボトリングの際には一切使用しません。温度管理も行わず醗酵、熟成させ、ノンフィルターで瓶詰め。
モンテファルコのワイナリー、パオロ・ベアの当主、ジャンピエロ・ベアの勧めで、それまで量り売りのみだったワインを一部ボトリングして販売することになったとのこと。量り売りは、イタリアワイン好きにとってあこがれの世界ですよね。もともとは現地の人しか飲めなかったワインです。何はともあれ、こんな、現地でしか飲めないようなワインが、日本でも飲めるんです!
実はボトル売り用には、より樹齢の高い樹の葡萄だけを厳選して使用しているそうです。熟した果実の華やかさを、豊かなミネラルといきいきとした酸味が支え、強さと素朴さがうまく調和しています。ラツィオの穏やかな気候、樹齢の高い樹ならではの奥行きを感じるワイン。今まで瓶詰めされてこなかったものにも、こんなに素晴らしいワインがある…。イタリアの底力を感じます!