唐津の里味庵が暫く休業という事で、蕎麦が食べたい病を発症。そういえば何かあったなと六本松へ。
入口や店内に蕎麦に関する蘊蓄が書きなぐってあり、相変わらず店主は愛想がない。いかにもな雰囲気は醸し出しているものの、出てきた蕎麦は途中からパサパサになってコンビニのざるそばを彷彿とさせる。十割と更科を頂いたのだが、どちらも同じ印象。喉越しは皆無に等しい。麻布十番辺りには普通の蕎麦屋が沢山あるが、わざわざ美味しい蕎麦を食べるために長野まで足を延ばす蕎麦大好き人間にとってこの店は非常に残念な感じ。だが福岡県民はこの店に高評価を与えている。うどんも腰の無いふにゃふにゃ麺を好むこの地の麺感覚は、少し変わっているのかもしれない。