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不敗神話の終焉


約100マイルで夜の高速道路を疾走していた私の友人が青キップを切られました。
彼の持論はこうでした。
「このスピードで走っていて、後ろから追いついてくるのは自分より頭のおかしな人間か、パトカーのどちらかに違いない。5秒に一度はミラーを見てるし、追い越し際に走行車線を走っている車を(覆面がいないか)全部チェックしているから、絶対に捕まらない。」
なるほど…。
ではなぜ、青キップを切られてきたのか???
「うっかり覆面を追い越してしまったらしいんだ…。全然気がつかなかったよ。金曜日の夜でちょっと疲れてたんだね…。追い越し車線をいつものスピードで走っていたらミラーにクルマが出現したので走行車線に戻ったんだ。と、次の瞬間、屋根に赤灯が点いたからすかさずブレーキを踏んだのさ。ほんの数秒の出来事だったよ。案の定、その覆面に路肩に連行されたんだ。『だーめだよー、あんなにスピード出しちゃあー』何故か警官はちょっと笑顔だった。かなりドキドキしながら事の成り行きを伺ったよ。差し出したゴールド免許を見ると、警官の態度は急に柔らかくなった。『あー、ゴールドなのー?今日はよっぽど急いでたんだねー。お仕事かい?』『あーのね、あーんなスピードで捕まると、12点減点3ヶ月免停なのよ。この先にオービスあるの知ってる?』しばしそんな話が続いた。『追い越し車線はね、ずっと走ってちゃいけないの。知ってた?追い越しが終わったらすぐに左に戻ってね。そうすればあんなにスピード出さないですむからー。』ん?『それで、今回は警告ということで、通行帯違反ということにしてあげるから。いいね?』やった計測不能だ。たしかに少なくとも3キロは追い越し車線にいたし、これで手打ちということか。僕の不敗神話はある意味では証明されたけれども、結果的には敗れてしまったんだ。でもまあ経験値が上がったので良しとしよう。」
くだらない…。
でも、少しは彼も反省しているみたいでした。

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