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6DAY 宮崎-日向灘-松山





昨夜は一人宮崎の夜を軽く探索。思っていたよりずっと都会だった。
宮崎地鶏、うなぎ、冷汁はおいしく頂いたのだが、不覚にも肉巻きを食べ損ねた。
まあ朝食べればいいやと思って寝たのだが、朝バイクに跨った瞬間に忘れた。
さて、今日は朝から快晴。幸先がいい。
だれもいないパームツリーの並ぶ有料今朝も疾走しながら、これ一本幾らなんだよなんて思う。
これで観光収入が増えるならいいが、対費用効果を調べて作った訳ではないないようだ。
有料道路が終わると国道10号線。これが動かない。仕方なく道をそれ、平行して走る農道へ。
するとこれが結構快適なので、やりすごすだけのつもりの延岡までの道のりも楽しめた。
この先もあまり期待していなかったのだが、延岡を越えて海沿いに入るとだんだん良い雰囲気になってくる。
日向灘沿いの入り組んだ海岸線を丁寧になぞりながら、のんびりと走る。
これはなかなか進まないぞと思いながらも、先に進んだところで目的地なんてそもそもない。
目の前に道があればそれを走るだけだよと思いながら淡々と進む。
6時間ほど走ると佐賀関にさしかかり、四国行きフェリーの文字。
ん?これは佐田岬へ渡る一時間に一本の奴やー。
気が付くと九州一周をほぼ完了してしまった様だ。
よし、四国へ行こう。一瞬でそう思ってしまった。
本当は自走で山口経由で帰ろうと思っていたけれど、予定変更だ。
フェリー乗り場へ行くと当然の様に乗り場に誘導されて40分後の乗船が決まった。
この旅で4回目のフェリー。
すっかりフェリーにも馴染んで、フェリーが好きになった。
どれも一時間くらいだし、休憩しながら先へ進める。予約もいらず気楽に使えていい。
待ち時間は構内の食堂へ入った。
今日はまだ昼飯を食べていなかったからだ。
漁港のそばに海鮮系の食堂みたいなのがあったけれど、行列ができていたのでやめた。
それを逃したらもう飯屋はなかった。
他に誰も客のいないその食堂にはおばちゃんが6人もいた。
自分は何故かおばちゃんには人気があるのでちょっと親近感オーラをだすともう大変だ。
この辺の名物というなんとかという海草のはいったそばをすすりながら、おばちゃんの相手をしていたら、出航時間が迫ってきてヒヤヒヤする羽目になった。
ごちそうさまとその場を逃げ出して乗り場に戻るとちょうどバイクの乗り込みが始まるところだった。
フェリーに乗って気が付いたのだが、当然ながら四国の地図を持っていない。
ということはおおよそのプランさえ立てられないということだ。
さて、どうしよう。
まあ、佐田岬の細めの道を走って松山か宇和島に行くしかないんだろうな。
電波が通じている間に、松山市内に宿を取った。
安易で無難だがまあいいや。
甲板でぼけーっとしていたら、海の向こうに風車が見えてきた。
あれが佐田岬か。
ハロー四国。明日から宜しくね。
佐田岬の太い道はフェリーから下船した車が連なっていたけれど、国道を外れるといつものように独占状態。
行く手を後ろから綺麗な夕陽に照らされながら走っていると、九州の空がエールを送ってくれているような気がして、ありがとう九州と何度も思いながら走る。
毎日毎日綺麗な青空で迎えてくれた九州に本当に感謝。


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