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7DAY 松山-宇和島-帰宅






昨夜、松山では松山まつりというのをやっていた。
宿から食事に出ると祭りで浮かれた雰囲気だったので、一人街をうろつきながら観光気分を味わった。
今日はどこも天気が良いらしい。
久しぶりに天気予報で晴れマークを見た気がする。
念入りに日焼け止めを塗ってさあ今日も出発!
5月の連休に宇和島辺りの海沿いは楽しいよ、と聞いていたので迷わずそれに行くことにした。
海沿いだけなら地図がなくても大丈夫。
それに、四国から見る九州の旅、なんていうのもいいんじゃない?なんて思いながら、そもそも九州見えるのか?と自問自答しながら海を目指して走る。
そして程なく海沿いに到着。迷わず国道をそれて漁港を結ぶ生活道路へゴー!
うーん、四国側もなかなかいいじゃない。
青空と海を見ながら夢中で走る。
こんな似たような道ばかり走っていても全然飽きないのは、こんな風景の漁港の田舎町で小学生時代の夏休みを過ごしてきたからか。
今日は飯屋を探すことは諦めて、途中でお茶とおにぎりを買い込んだ。
この絶景をおかずに昼飯にしよう。
景色が良くて日陰の場所を探しながら走ると、ちょっとした高台にそれはあった。
ほとんどクルマの通らない山道のちょうどいいスペースにバイクを停めて、海を見ながらちょっと遅い昼食。
うーん、なんて楽しいんだろうと思っていたら、通りすがりにスピードを落とすデミオ登場。
あ、来るな、と思ったら案の定、ブレーキランプが点いてすかさずバックギアが入る(笑
バイクの前にクルマをいい加減に停めるとおっちゃんが降りてきた。
なにしてんのぉー。ご飯食べてます。何処行くのぉー。南のほうへ。なんでこんな道にいるのぉー。海が綺麗だから。
おっちゃんは隣に並んで入り江の向こう側を指差して、昔国道がまだなかったころはあの辺も、と話し始めたので、手に持っていたおにぎりの残りを頬張る。
地元の人とこうして話ができるのはとても楽しい。まあ大抵は話をスルことは許されず一方的に話を聞くダケになるわけだが、話すのがあまり得意じゃない自分にはちょうどいい。
そんなのんびりした雰囲気の中、不幸にも対向車がやってきてクラクションが鳴らされた。
通れないか?通れないな。そう呟くと振り返りつつ小走りでクルマに戻りながら気をつけて行けよと手を振るおっちゃん。うん、どうもありがとうと手を振り返して、さよならデミオ。
さて四国の西海岸は、走っても走っても終わらない。
終わらない道は大歓迎なのだが、地図がない身には不安要素でもある。
最寄の街は何処なのか、どこかにキャンプ場はあるのだろうか?
日が暮れて地図がないのはちょっと辛い。
そんな思いから現在地を確認すべく国道に戻ると高知まで100キロちょいの看板。
高知まで行けば高速で帰れる。ここから先は足摺岬でこないだ走ったばかりだし。
そう思った瞬間、旅は自動的に終わりを告げた。
とてつもなく楽しかった。
もう燃え尽きた。完全燃焼。
そして須崎まで伸びていた高速に飛び乗って、帰宅22時。
12時間走るのはなんともないけど、高速3時間の方が疲れた。
さあ、明日は寝よう。


ルートマップ
ルートマップ2

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