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エンジンマウント交換。但し、強化型。

さて、今日はエンジンマウント交換と、フォークオイル交換と、キャリパーO/H が終わった車両の走行テストです。
違いが分かるように、走りなれたルートで検証。
あ、そういえば交換したエンジンマウントはボロボロでした。換えてよかったです。
まず、自分の車両はリアにスタビライザーが入っています。その上に強化型のエンジンマウントをつけました。強化型にしてみた理由は「話のネタ」程度の軽い気持ちです。
リアのスタビで操舵安定性には十分満足していたのですが、そろそろエンジンマウントは変えておいたほうがいいだろうなぁ、でも折角だから強化型で、という感じです。
走り始め20分くらいはなんともありません。カチッとしたなぁという感じです。
フロントフォークのオイル交換の効果は劇的です。まだ一万キロは走っていませんでしたが、変えたらあの日の感動が蘇り、また気持ちよく曲がるようになりました。
ところが30分くらい経ったら違和感を覚えるようになりました。細かい振動が伝わってきていたのに気が付いたのです。口から程よく力を抜くと奥歯がガタガタいいます。眼底が細かく振動して涙が出ます、視界が小刻みに揺れています。脳が手ブレ補正をしているかの如く稼動している気がします。だんだん頭が痛くなってきました。
裏山
ブレーキパッドとタイヤが温まってきたので少しスピードを上げると、コーナーではスパーンと曲がります。固めのGSの板で高速域のカービングターンがスパンスパンと決まる感じです。
グニャリ感は微塵もありません。スピードさえ出ていれば快適です。
コーナーの安定性と、この変な振動。ずっと天秤に掛けて走りながら考えました。
これ、そのうち慣れるかなぁ。いや、これは慣れない。カラダに悪い。脳が溶ける。純正に変えよう。気持ち悪い。少し吐き気が…。
10代の時に、クルマのサスをサンダーでブッタ切ったコトを思い出します。
だんだん判断力が鈍ってきて、気が付くと大阪チョッパーズに足が向いていました。行ったところでどうにもならないのは分かっているのですが…。
早く着きたいが為に、高速に乗って結果遠回りでしたが、やっとの思い出到着して言いました。
「エンジンマウントは純正に戻したい」
「ハハハ、やっぱり!」
爆笑されました。
冷静に考えると、前も後もでは固めすぎです。
エンジンマウントを純正に戻すか、前はこのままでリアのスタビを外すかの二択です。
今すぐ出来るのはリアのスタビを外すこと。とりあえず試しに外してもらって帰ることにしました。
走り出して一瞬で分かりました。
「ああ~、楽ちん~」
憑き物が取れた感じです。
エンジンの揺れはリアのスタビを付けていたときと、何故か殆ど変わりません。
ん、これは期待できるかも?
高速に乗って、急いで元のコースに戻ります。
走った感じはリアのスタビの7割位の安定度です。
コーナー途中に段差があると、若干横揺れが出ますが気になる程度ではありません。
これはいい!
結論。
スタビライザーには及ばないけれど、強化型のエンジンマウントに変えるだけでもリアのグニャリ感はかなり改善される。気がする。
もうノーマルの乗り味は忘れてしまったので定かではないけれど…。
***
エンジンマウント 15,600円
交換工賃 3,150円
キャリパーO/H 7,350円/1個


それに多分、車両に与えるストレスはスタビライザーよりも軽い気がするので、トータルバランスではこっちの方が良い様な気がします。スタビを入れてない方、今度これに乗って感想教えてください。
※ 時々聞かれるので補足。
ツーリングモデルのスイングアームは何故かラバーマウントなので、横方向にも可動します。
御殿場から東名の上りを、ほにゃらkm/hで走ると怖さが分かります。
逆にリアのグニャリ感が嫌だなと思ってない人は、わざわざ強化型にする必要はないと思います。
ルートマップ

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