魔が差して購入してしまったロングスケートボード。
案外すんなり乗れたんだけれど、思っていたのとちょっと違ってた。プッシュしてもあんまり進まない。
家の前の公園は吸収性の良いオレンジ色の路面で、よくあるコンクリートの広場とはちょっと違う。ランニングした時に足を痛めないように柔らかくてグリッピーな路面なのだ。電動で走るとかなりイイ感じなのだけれども、電動じゃないスケボーだとあまり進まない。当然に家の前の路面がホームフィールドになるわけだから、それに併せてウイールを新調してみた。
選んだのはローデッド純正、オランガタン ドリアン 75mm。スケボーのウイールって、径、幅、エッジ形状、素材、硬度という様に、色々な要素がありすぎて選ぶのが大変。って、このブログでそんなことを書いたところで誰も興味を持たないと思うので以下省略。まあタイヤを変えてみたら随分と走りやすくなりましたよという話。
早速、夕方の公園で試し乗りをしてみたら、超絶気持ちよくて、真っ暗になるまで一人で滑りまくってしまった。なかなか滑るのをやめられないという状況に、かつてスキーをしていた頃を思い出した。ちょうど冬季オリンピックもやっていたりして、なんだか懐かしい感じ。
そういえば、オリンピックを見ていたら、知らないスキーブランドが色々あって新鮮だった。またやってみたいなぁとも思うけれども、もうスキー場からは遠く離れた場所に住んでしまっているし、あれだけの道具をまた揃えるのは大変なので、もうこのままかな。
私のスキーブーツは確か8万円くらいの LANGE だったと思うけれども、カスタム費用が25万円くらい掛かった気がする。ワールドカップのスキーブーツエンジニアにお願いしたんだけど、その予約を取るだけで半年以上掛ったっけ。まあオーダーでブーツを作ってからは、10年以上なんの不満もなく使い続けることが出来たので結果的には相当に良かった。
板に関しても、日本の雪質に合うのは小賀坂だという結論に辿り着くまで、ロシニョール、サロモン、ディナスター、ヘッド、フィッシャー、エランと、とにかく毎シーズン買い替えたし、ウェアも気に入った一着に出会うまで、毎春に次シーズンの最新モデルを予約して夏の終わりには受け取って試着するということを繰り返していた。
これはロードキングのシートだったり、ハンドルだったり、マフラーを探す工程とまったく同じだ。マフラーなんて7本くらい試したけれど、そうして試行錯誤をして自分が気に入った道具が見つかると、あとは全く浮気をしない。最終的に、板は小賀坂、ブーツはラング、ウェアはゴールドウィン、グローブはロシュ、ゴーグルはUBEX、ポールはLEKI、ビンディングはLOOKだったかな。バイクの方は、ハンドルはロードキングカスタム純正、シートはCorbin、マフラーはバンスになった。
そういえばキャンプ道具でも同じことを繰り返していることに気がついた。テントにせよ、マットにせよ、気に入ったものが見つかるまでトコトン色んなものを試してみて、気に入ったものが見つかるともうそれしか使わない。
この道具探しをしている状態は傍から見ると、色んな商品を買いまくって試している訳だから、楽しそうに見えるかもしれないけれども、実はまったく楽しくないのだ。どちらかというと常にストレスを抱えている状態なので苦痛ですらある。とにかく「早くしっくりくるものが欲しい」と思っているので、買い替えるペースが早くなってしまうだけなのだ。
という訳で、暫くはウイール探しが続くかもしれない。まずは腕を磨く必要があるのは分かっているけれど、合わない道具で練習するよりも、合う道具で練習した方が上達速度は早い。でもマフラー探しに比べたら、断然お金が掛からないので瞬殺の様な気もする。暫くはフォトログにそんな感じの写真が写り続けるかもしれないけれど、「ああ、またやってるな」と、呆れながら傍観していてください。