20年以上住んだ東京にお別れすることになりました。
理由は、ツーリング日和の晴れた週末、地図を見ても行き先を決められなくなったからです。
もう東京拠点で行ける所は、全部走り尽くしました。
そして、兵庫県芦屋市に転居することになりました。
グーグルマップを開いて、「どこが中心ならワクワクするだろう」と、(沢山の方々の意見を参考にしながら)考えた結果です。
山と海に囲まれた立地、20分で温泉、四国も日本海も中部も琵琶湖も山陰も日帰り圏内。
少し足を伸ばせば九州。
地方移住計画は、数年前から計画していたものです。
運よくパソコンと電話さえあればどこでもできる仕事なので、これを有効活用しない手はありません。
会社の電話をIP電話にしたり、ファクスをメールで受信できるようにしたり、部門毎のアウトソースを進めたり...。
ワクワクできれば仕事のモチベーションも上がります。
転居に至ったもう一つの理由は、もうすっかり東京を満喫したから。
代官山での都会生活は非常に快適でしたが、最近は街で遊ばなくなってしまいました。
そうすると、場所に対するコストが無意味に思えてきたのです。
東京という場所、利便性、ブランド、ステイタス、そういったものにバリューが感じられなくなると、
関連する全ての値付けが脳内で価格崩壊を起こし、自分は虚構に対して無駄なコストを
支払っているのではないかという妄想まで出てきて、こうなるともう耐えられません。
夜な夜なベランダで炭火を起こし、七輪で魚を焼くのが楽しみになっている自分を発見して、
「おまえはやっぱり都会が向いていないのかい?」と、問いかけると、
グーグルマップに表示された東京を、マウスで力強く右に動かす自分がいたのですw
そんな訳で、前向きで楽しい引越しです。
東京の仲間と頻繁に会えなくなるということだけが、唯一、残念で辛くて淋しいですが、
バイクに乗ってさえいれば、あまり距離感を感じることもないでしょう。
さよなら、代官山。
自分の人生、東京編。
これにて終了。
総裁!
芦屋は私の庭のようなものです。
楽しみにお待ちしております。