夏休み一日目、大分上陸!
当初は阿蘇を越えて宇土市に抜けるつもりだったが、どうも山の上は天気が悪いらしいので海沿いを北上することに。
まずはフェリー乗り場から北に向かう国道の広さと快適さにビックリ。
山の上にはどんよりとした雲がいたが、北上するにつれて青空が広がる。ハロー九州!
国東半島をぐるっと回り切ったら今度は山の方へ。
なんと読むのだろう。「耶馬渓」という所へ赤い線は続いている。
(赤い線とはツーリングマップルの太赤線の道路のこと)
腹が減ったと思ったら「耶馬ラーメン」というのがあったので、ここで昼食。
腹ごしらえが済んだのでバイクにまたがると、白いワゴンのおっちゃんが何やらしゃべりながら近づいてくる。
何処へ行くのか?九州にはいい道がいっぱいあるよ、ここからだったら一目八景に行くといいよ、と教えてくれた。
普段はタクシーの運転手をしているというそのおっちゃん、延々十五分は喋っただろうか。
一目八景への道を再確認すると、気をつけてと手を振った。
そして訪れた一目八景。一目六景くらいじゃないか?とかるく突っ込みをいれて立ち去る。途中の道が楽しかったし、まんじゅう屋のおばあちゃんの話がきけたので良しとする。
真っ青な空と誰もいない田舎道を堪能したら次は耳納スカイラインというのを目指す。
ツーリングマップルには確か「左右に対称的な景観が広がる」とか書いてあったような気がする。
どんどん細くなる道を登って行くと、さらに道は細くなり、心も細くなる。
地図を見ると間違ってはいないようだ。確かに尾根沿いを走っているが左右に木々が旺盛に生い茂っているので眼下の景色は拝めない。
スカイラインとは程遠い、まるで舗装林道の様な道をひたすら走る。
そんな道も2/3も走ると体が慣れてきたのか、下りのタイトコーナーでさえ楽しくなってきた。
ヒラリヒラリと高良大社のつづら折れを下りきると久留米市内。
詰まった車列で信号待ちをしていたら左上からトレーラーの運ちゃんが話しかけてきた。
どうも九州の人たちは気さくな人が多いらしい。
長い信号待ちを楽しく過ごしてトレーラーに手を振った。
さて、九州初夜は唐津に泊まることにした。
唐津に続く、夕暮れの佐賀の山は適度なカーブが続いて超快適。
このままこの道がずっと続けばいいのにと思いながらも、次第に峠道は終わりに近づく。
走りだして十時間を超えているが、まだまだ走っていたい。
そして程なく宿に到着。
温泉で汗を流し、「玄海」の文字に釣られて料亭に入る。
疲れた体に生ビールは最高。そしてすでに撃沈寸前。
おかみのお薦めを全部頼んでハラ一杯。
そして一日目終了。
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