今日の天気予報は曇り。
朝起きて、宿から外を見ると薄日が差している。大丈夫、今日もきっと晴れる。
南の方は晴れているらしいので海沿いを南下することにした。
地図を見て、この辺までなら行けるだろうと雲仙に温泉宿を取った。
朝食を済まし唐津を出るとすぐ呼子に着いた。でもハラは減っていない。
呼子といえばイカだが、こんな変な時間に飯は食えん。
美味いイカなら他でも食えると、思いきってスルー。
今思えば、このことが観光的要素に影響されず、走ることに専念できたキッカケになった。
ここに来たらコレを食わなきゃとか、折角だからアレを見ようとか、そんなことから解放された。
この旅の目的は、自分の為に走ること。自分が楽しいと思った事だけをしよう!
程なく走ると一帯が棚田になった。
リアス式海岸の地形にそって走る曲がりくねった道と青い海と棚田。
空が青くなってくるたびにテンションも上がってくる。
できるだけ国道を外れ、細い道で海沿いをなぞる。
すれ違うのは軽トラだけ。
完全に晴れ渡った頃、「最西端の公園」と自称する看板を発見。
釣られてウインカーが出る。最○端に弱いのはバイク乗りの特性か...。
そういえばいつの間にか長崎県になっていた。
海沿いの小さな町を結ぶ道を堪能しながら、九十九島の絶景を堪能しながら、長崎はいいなぁと思う。
なにより青空で迎えてくれたのが一番嬉しい。
佐世保市、長崎市と、初めて訪れる異国情緒漂う町をやりすごし、少し先を急ぐ。
寄りたい所に全て寄っていたら宿に辿りつかない事がハッキリしてきた。
次から事前に宿を取るのは止めにしよう。
不本意ながら少しだけ高速道路を使って目指したのは軍艦島。
やはり生で見たかった。
生で見たらやはり軍艦に見えた!
うーん、長崎サイコー。
以前、旅館の到着時間に遅れて怒られたことがある。夕飯の時間には遅れるなと。
おいおい宿の都合かよと心の片隅で思いながらも、それ以来時間指定には素直に従うことにしている。
今回も時間が決まっていたので、軍艦島を見終わった途端にカウントダウンが始まった。
後ろ髪ひかれつつ、またも高速で雲仙普賢岳を目指す。
山の上に掛かる黒い雲を見ながら、海沿いを選んだ自分を褒める。
到着したら温泉と飯が待っている。
標高が上がる毎に涼しくなる夕暮れ時。
すこし湿った冷気を感じながら走るしあわせ。
二日目も無事終了。
本日は雲仙にお泊りでしょうか?
明日は島原からフェリーで熊本に渡るんでしょうか?
東シナ海を南下するのもやまなみハイウェイを走るのもいいですね。
関西~東京は明日から大雨だそうです・・・