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オーリンズ Type S36E リアサス プリロード調整

からの続き。

どうも乗り味が固く感じて、強化型エンジンマウントを純正に戻してみたけれどしっくり来ない。そういえばリアサスを交換してあったことに気が付いて、ここを調整してみようと考えました。サドルバッグを外してみると、なんだかやけに段数が多い。
いままでは「こんな見た目ではなかった筈」と、昔の写真を引っ張り出してみるとやはり段数が違っていました。

オーリンズのサスペンションは、専用工具を使えばプリロードの調整が出来るようになっています。このモデルは3段階の調整が可能です。
しかし、この写真の状態は「最もソフト」。ここから調整できのは、「ハードな方に2段」だけです。そんなのまったく意味がありません。

そもそもオーリンズはレーシングパーツです。サーキットを速く走るためのモノなので、元よりハード寄りのセッティングになっていても仕方ないでしょう。ということで、いつものように自分でセッティングすることにしました。

使うのはスプリングコンプレッサー。文字通りスプリングを挟みこんで短縮してくれるツールです。
色々と種類がありますが、写真のタイプが安くておススメ。サイズ的にも丁度いいし。
アマゾン:スプリングコンプレッサー バイク用

車両から取り外したサスペンションのスプリングを、このコンプレッサーで挟み込んで縮めると、上部の調整部分のリングが露出してきます。
これを自分の好きな溝に動かして、スプリングを元に戻せば調整は終了。

調整するのは一段で良かったのですが、今回はあえて緩めに調整しておきました。
ハードな方になら、専用工具で調整可能だからです。

出来上がりはこんな感じ。

早速サドルバッグを取り付けて近所を試走。
するとどうでしょう!走り出して数十メートルで乗り味が良くなっていることが分かりました。段差を越えると「コトン」と言います。
うんうん、懐かしいこの感じ。やっと自分のロードキングに戻りました。これなら何時間でも乗っていたいと思えます。

折角のオーリンズなのにそのまま乗っている皆さん。吊るしのオーリンズは固くないですか?
だいたいツーリングモデル用のカバー範囲にはウルトラとか FLTR が含まれます。車重の軽いロードキングなのに、同じセッティングでいいわけ無いんです。オーナーの体重もそれぞれ違う筈だしね。
オーリンズは溝の数だけ調整が効きます。DIY はメーカー非推奨らしいので、ショップかメーカーに持ち込んで自分好みのセッティングにしてもらいましょう。まるで乗り味が違ってきますよ。

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