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GoPro HERO6 BLACK 手振れ補正レビューと、60p の不具合。

いつの間にか発売になっていた GoPro HERO6 BLACK。
あまり期待をせずに購入したのですが、これがとても良かったのでレポートします。

まず結論から言うと、性能が二倍になったという触れ込み通り、性能が大幅に上がっていることが体感できました。色見もちょっと今までよりも鮮やかだし、ローライトの場所も綺麗に映るし、自動露出の対応速度も素早い。そして手振れ補正が強力で、バイクの振動が全部吸い取られています。

HERO5 まではフレームレート 30p までだったのが、HERO6 から 60p が選べるようになりました。早速 60p で撮影した動画を自宅の4Kテレビでプレビューしてみると、目の前でその景色が広がっているかの臨場感。いままでの HERO5 とは別物の綺麗な画が撮れていて感動です!

VLOG HARLEY #9 の動画 では HERO6 をメインカメラとして使っています(最初の方では 60p の画像も使用しています)。動画を見て頂くと分かるのですが、かなりナセルが揺れています。しかし、カメラとナセルは同じハウジングなので、機構的に別々に動くはずは無いのです。対して景色の方は微動だにしていません。これはナセルが揺れている分が、GoPro の手振れ補正の効いてる分ということなのです。

GoPro といえば広角なのですが、私は広角の画がちょっと苦手です。
画角は広くなくてもいいから、真っすぐの線はちゃんと真っすぐであって欲しい。
というわけで、GoPro 特有の広角設定は使わずに、常に非広角(リニア)で使うようにしています。

残念ながら画角を非広角(リニア)に設定をすると、選べる解像度のマックスは 2.7k になってしまいます。とはいえ GoPro の 4K というのは、広角レンズで目の前以外の情報をかき集めてきて解像度を上げているだけなので、画質的には同じこと。要するに GoPro の限界は 2.7K ということです。
HERO6 で 60p が選択できるようになったフレームレートですが、これは一秒間に記録する画の枚数。パラパラマンガに例えるならば、一秒間に使うパラパラの枚数が 30枚から 60枚に上がったと言うことです。

さて、ここで冒頭の不具合映像の件。
喜び勇んで「2.7K/60p リニア」の設定で撮影をしていたのですが、約20分程経過した時点で GoPro の画面が奇妙な二分割になってしまいました。そして録画ボタンを押してストップさせると、GoPro はいかなる操作も受け付けずに沈黙。バッテリーを抜き差ししないと復帰しない状態になってしまいました。その時に撮れていたのが冒頭の映像という訳です。
同じ現象が再び現れた時点でカメラ本体を触ってみたところ、相当に熱い。もしかして熱暴走?
仕方なくフレームレートを 60p から 30p に落としたところ、以降 フリーズすることは無くなりました。

新しい GoPro HERO6 BLACK の性能向上は素晴らしい!
早く GoPro HERO6 SESSION が出ないかなー、と今から待ち遠しい感じです。
けれども、フリーズするのはいただけない。
これはファームウェア・バージョンアップで対応されるのか、はたまた私の個体が不良なのかはこれから調査。
というわけで、今から買うなら GoPro は HERO6 一択ですよ、という話でした。

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2017年11月追記

なかなかソフトウェアアップデートが出ないので、この症状について GoPro カスタマーサポートに問い合わせをしてみました。すると、GoPro 側でもこの症状は確認していて、現在対応中とのことでした。次回以降のソフトウェアアップデートで解消予定ということなので、個体の故障ではないことが分かって一安心。

2017年11月末追記

ソフトウェアアップデートが11月20日にリリースされました。これでこの不具合は解消するものと思われます。
HERO6 Black v01.60 | November 20, 2017
Fixes split screen defect in 2.7k60 Linear FOV and 4k30 Superview FOV

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