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水中写真はRAWで撮影が基本

ダイビングを始めると、必然的に水中写真を撮り始めることになると思います。船上はオリンパスTGシリーズで溢れかえっていますが、私は既に大量のデジタルカメラを保有してしまっているので手持ちのカメラでお茶を濁しています。現在、使用しているのは初代RX100。7年前の機種なので、いま流行りの水中モードとか付いていません。なので自力でそれらしい写真に仕上げるしかありません。

私は以前から静止画の保存はJPEG形式ではなくRAW形式を好んで使っています。RAW形式のメリットは、「露出とホワイトバランスをその場で調整しなくても良いこと」に尽きます。レンズを通して得られた全ての光学情報をそのまま保存するので、後で露出やホワイトバランスを変えることが出来るのです。当然、ファイルサイズはJPEGの数倍以上になりますが、ストレージの低価格化が進んでいるのでこれは大した問題ではないでしょう。

いずれの写真も左がカメラが吐き出したJPEGファイル、右がRAWデータを自身で現像した写真です。決して着色などをしている訳ではなく、カメラがデータとして記録していた色情報のバランスを整えているだけです。

このバランスを整える作業を現像と呼びますが、「RAW現像ソフト」と検索すると無料ソフトを含めて幾つも簡単に探し出すことができます。カメラによっては現像ソフトが付属してくる場合もあります。ちなみに私は Adobe Lightroom を使用しています。青被りした写真しか撮れなくて困っている方は、RAW現像を是非ともお試しください。大抵は「色被り補正」と「色温度」を調整するだけで綺麗な画像になる筈です。

最後の写真はトリミングした作例です。ダイビング技術が未熟でクマノミに上手く寄れなかったのですが、写真をトリミングすることにより、寄りで撮ったような作品に仕上げることができました。

オリンパスのデジタルカメラが人気の理由は、撮って出しのJPEGデータなのにパキッとクリアな水中写真が撮れることです(このページの写真がレンタルTGで撮った写真なので参考にしてください)。いくら頑張って現像したところで、TG-6 の吐き出す画像には叶わないことが多いのですが、天邪鬼な私はもう少しマイナー機種で頑張ってみることにします。

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