ずっと気になっていた 4K 360度カメラがこれ、RYLO です。
インスタグラム社の元社員がファウンダーで、設計は元アップル社のデザイナーによるもの。同社にはまだこのプロダクトしか存在していないので、メーカーとしての信頼度はいかがなものかと思っていたが、実物のクオリティは物凄く高い。そして小さく軽い。
GoPro HERO6 と並べてみてもサイズ感はほとんど変わらないから、持って歩きたい衝動に襲われる。LED の表示も綺麗だし、録画インジケーターの光り方もカッコいい。スイッチに反応するバイブレーションもカチッとしていて、何もかもが新鮮。
ちょっと変わった点といえば、カメラの接続や動画編集は iPhone でのみ行えるということ。すなわちパソコンでの編集を想定していないのだ。付属のケーブルで、カメラと iPhone を直接繋いでデータを取り込む形となる。
早速カメラを持って家の周りを散歩すると、データを取り込んで編集をしてみた。スマホで編集なんて大丈夫だろうかという心配は完全なる杞憂に終わった。モーショントラッキング機能は秀逸だし、スタビライザーの効きも素晴らしい。ソフトウェアはサクサク動くし、GoPro Fusion と過ごした数日が忌まわしい悪夢に思えてくるほどの素晴らしさ。
本体には標準でミニハンドルが付いてくるのだが、私は予め購入しておいた自撮り棒を装着することにした。RYLO の現物を見る前に買っておいたものだけれども、予想通りピッタリだ。これならポールが簡単に伸ばせるので、標準のハンドルよりも数段使い勝手が良い。
まだほんの少ししか使っていないけれど、このカメラの持つポテンシャルに既にメロメロになっている。やはりなんといってもこのサイズ感にそそられる。これならばバイクに付けて走ろうと云う気になる。いや、むしろ走りたい。
今年の動画作品には RYLO で撮影した映像が所々に散りばめられることになるだろう。