初めての海外遠征、一発目はモルディブです。今回は円安進行したピークのときに決済したのに加え、シンガポール航空利用でしたので62万円と割高でしたが、個人的には大満足でした。
那覇からピーチで成田まで飛び、一泊してシンガポールを経由してモルディブはマレ国際空港へ。空港のそばで一泊してからさらに国内線でクルーズ船の元へ向かいます。なんと沖縄を出てから船に乗るまで48時間以上も掛かってしまいました。ツアーなのでほとんどがエコノミーシートなのも疲れた。あと那覇発だと、成田を出て3時間後に沖縄のそばを飛んでいる自機の姿を見て、「成田までのフライトと、成田を出てここまでの3時間が無駄」と強く感じました。沖縄発だとこの6時間が、往復だと12時間が無駄な時間に感じます。
シンガポールでの乗り継ぎは4時間ほどありましたが、スターアライアンスとプライオリティパスを持っているので、ラウンジで快適に過ごせます。何故か空港内のセキュリティチェックが長蛇の列を成していて、搭乗口に辿り着くのに時間が掛かるので要注意。
マレに到着したのは午後11時過ぎ。もう国内線は飛んでいないので、ここで一泊します。クルマで10分ほどのゲストハウスへ移動して就寝。ただ、翌日の便は昼過ぎなので、午前8時に朝食。午前11時に昼食。昼12時に空港へ向けて出発というスケジュール。ここでもまた、なんとなく無駄な時間が過ぎていきます。一人徒歩で島内観光をしてみましたが、蒸し暑くて汗だくになりました。
モルディブの国内線。機材は広くて快適でしたが、遅延が2時間。預入れ荷物が出てくるまで40分と、ダルなモルディビアンにちょっとイライラしてる人もいました。そして長い長い移動を終えて、やっとクルーズ船に乗船です。
乗ってからは快適そのもの。今回は個室の指定ができたので、ダブルベッドを独り占め。とはいえ、夜遅くまで皆で飲んでいるので、あまり部屋は使いませんでした。個室にした理由は、夜、エアコンを切って寝たいから。夏でもあまりエアコンを使わない自分は、どうしても他の人との体感差が大きいので一人部屋が良いのです。
翌日からのスケジュール。それはもうダイビング漬けの毎日です。6時起床。6時20分から一本目のダイビング。戻ってきてから朝食。食べ終わったら2本目。戻ってランチ。午後に2本潜ってディナー。そして夜まで飲み明かすという感じ。
ダイビングポイントまでは、ドーニーと呼ばれる小さめの船に乗り換えて向かいます。器材は積みっぱなしで、タンク交換は現地スタッフがやってくれます。但し、タンクの向きが変わっていたりするので、セッティングの最終チェックは都度自分でするようにします。
船には WiFi があると聞いていましたが、共用の通信環境だけだと心配なので、事前に日本で ooredoo の eSIM を購入していきました。アクティベートを日本で済ませておくと(電波が無いとエラーが出ますが)、空港に着陸して電波を拾った瞬間に使用可能になるので便利です。
モルディブには ooredoo と dhiraagu (オレドーとディラーグ)という二つのキャリアが存在しています。日本で言うとドコモとソフトバンクみたいな感じでしょうか。ooredoo はホームページにパスポート番号を入力すれば、ツーリスト用の eSIM が購入できますが、dhiraagu の方は eSIM の購入ページが見当たりませんでした。一週間の船上生活に備えて、念のため空港で dhiraagu の物理 SIM も調達しました。ダブルキャリアなら電波の入らない状況を最小限に出来ると考えたからです。まあ、いずれのキャリアもエリアと速度は十分で、赤道越えの時以外は問題なく通信ができていました。逆に船の WiFi は繋がらないことが多く、自身のスマートフォンでテザリングをさせてあげること多々。やはり仕事でメールのやり取りなどが必要な人は自前で SIM を調達するのが良いでしょう。
クルーズ船には日本のコンセントがそのまま挿せると聞いていたので、特に電源周りは気にしていなかったのですが、ここは少し注意が必要かも。というのは、確かに日本のコンセントはそのまま挿せるのですが、接触不良が多発して、スマートフォンやノートパソコンを充電器に繋いでいても充電できていないことが多々ありました。なんというか、作りが大雑把なんですね。挿してもユルユルなので、現地のコンセントの形をしたタップなどを持って行くと安心です。
ご飯はすべてバイキングでした。好きなものだけ選んで食べられるので、野菜は一切盛っていません。残して無駄にすることがないので良いですね。
一週間も船上にいるのだからと、トラベルロッドとリールも持って行きました。インド洋にもイカはいるだろうと思ってエギも。魚影の濃いエリアでPE0.8号のエギングタックルは無謀そのもので、試しに落としたジグは物凄い勢いで引ったくられて一瞬でなくなりました。ドラグをほぼフリーにして二つ目を落とすも、あっさり瞬殺。結局、合計三つのジグが得体のしれない巨大なサカナに持って行かれました。船の近くには体調 10センチ程度のサイズが群れていましたが、3.5号のエギしか持っていなかったので釣れません。イカは自分より大きな獲物には喰いつかないし、小さい頃は非常に憶病なのです。持って行ったエギとイカがほぼ同サイズだったので、エギを動かすとイカは逃げてしまいます。結局、小さめのメタルジグに引っかかったのが数匹。まあなんとかイカのお刺身にありつけたので良しとします。
肝心の海の方はサメ天国でした。そしてこの赤道越えコースはとにかく深い。上の写真にダイコンの写真が写っていますが(クレイジーな外国人のを撮っただけです)が、まあ推して知るべしという感じでしょうか。ディープダイブが苦手だと、何も見れないのではないかと思う程でした。
コメントを書く