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No.17 ドリーマーで龍飛崎。ついに100キロ超級ヒット!

 からの続き。

いよいよ小泊遠征二日目がスタート!
今日は昨日と打って変わって朝から快晴。
そして今日も龍飛崎一本勝負を宣言。

遠くにナブラが見えても、メジが湧いてると情報が来ても目もくれず、ひたすら龍飛崎に留まる。
こんなに晴れていれば、シイラも喜んで泳ぎ回るに違いない。
そうすればマグロも必ず出てくるに違いない。
だとすればこの海域に違いない。
そう信じて海面を見て過ごす。

何故かサングラスを宿に忘れてきてしまったけれど、鏡面の様に完璧な凪だから、眩しいのさえ我慢すればナブラは簡単に見つけられる。まるで鶏の様に首だけを左右に振りながら辺りを警戒する。

同じ場所に留まるために、潮で流されないように、エンジンがスローで回り続ける。
そのままの状態が何時間も延々と続く。マグロが姿を見せるまでロッドは振らない。
すると、突然エンジンが唸りを上げる!船首の向いた方を見るとシイラが水しぶきを上げている!距離は近い!
シイラパターンのマグロナブラだが、マグロが巨体すぎて、ジャンプしている姿がくっきりと見える。
一回、二回、三回と跳ねるのが見えて、そして4回目には完全にマグロが宙に浮く!

十数秒で射程圏内に入る。全力で走る船の上で、脱いでたシューズを履いて、グローブをはめて、ギンバルを装着する。ナブラなんて見たって興奮しない。いたって冷静である。周りに船は居ない。後ろから追いかけてくる船はいるが間に合いっこない。ナブラ独占状態。
距離が詰まったところでデッキに上がり、スローになった瞬間に γ-140 をキャストする。左側で二匹暴れていて少し右に一匹。その中心の向こう側に投げた。着水と同時に船長が「もうちょっと左!」と声を上げる!が、右奥から巨体が近づいてくるのが見える!すると「食ったー!」と船長が叫ぶと同時に「グン!」とラインが張った!と、思ったら重量感のあるアイツがラインを引き出していく。
ラインを出されながら 2、3度合わせを入れるがびくともせず、フッキングした感触はない。
硬い カーペンター KLL UPL 75/45 がしなる。ラインも新品の 10号だし、ギンバルも付けてるし、周りで掛けてる人はいないし、もうナブラは沈んだし、まだ昼過ぎだし、ひとりチャーターだし、完璧だ。ニヤニヤしながらドラグを少しづつ締め込んでいく。
ラインの角度が徐々に変わり、マグロが潜行していることが分かる。ジリジリとラインは出続ける。と、急にテンションが無くなった。こっちに泳いできているのではないことはすぐに分かり、回収するとルアーはそのままの状態で上がってきた。

後から追いついてきて隣に停まった船からはフックアウトの瞬間が見えてたのだろう、屋根の上の船長とミヨシにいるお客さんが、みんなで目を見合わせて残念がってくれた。
自分と船長は 「あぁーー」 としか声が出ない。

上がってきた γ を見ると、クッキリとアーチ形に歯形が付いていた。
よく見ると、フロントフックがルアー本体に食い込んでいる跡が残っていた。
どうやらフックごと折りたたむようにして噛まれていたらしい。
すかさず新品の 匠フック を、IZANAGI 式に変更(ダブルクダコ に交換)して次のナブラを待つ。
船長は 「100キロは軽く超えてましたねー」 と言うが、どのくらい超えてたのか分からない。もしかすると 150 キロ以上あったかも。
もうライトタックルは必要ないと判断して、8号を巻いていた予備タックルのスプールを 10号に変更して有事に備える。
が、結局そのままマグロは姿を見せなかった。

日没直前まで粘るも、敢え無く時間切れ。
夢の100キロに手が届いたのに、するりと消えてしまった。

タックル
KLL UPL 75/45 PE#10 γ-140、KLL 77/40 PE#10 BF-100、ラインシステムはこちら

お世話になったのは、ドリーマー

この後は、小林チカラ船長と 味仙でお疲れ会

に続く。


2016 小泊遠征: 移動日 – 1DAY – 2DAY3DAY – 帰路と反省

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