毎日スケボーの練習に明け暮れて、久しぶりに電動に乗ってみたら、やたらとボードが重くて全然違う乗り物だった。昨日はよく晴れていて、プッシュで汗だくになるのがイヤだからという理由で電動にしたのに、すぐに普通のスケボーに乗り換えた。最近購入したボード(ローデッド イカロス)の重量は 3kg弱と軽量なのに対して、Bamboo GTX は8㎏超なのだから、重く感じるのは当たり前だ。
まだ練習を始めて数日なのだけれども、なかなか上手くはならないのはボードのせいではないのだろうかと思い始めてきた。あえて少し短めのボードを選択したので乗るのが難しいのは分かっているのだが、やはり最初は簡単なボードで練習して基本をマスターしてから、短いボードに乗り換えた方が効率が良いのではないか。そう思うに至ったのはボードの上で窮屈感をいつも感じてしまうから。これはハーレーでウイリーの練習をするよりも、練習用にセローを買ってしまった方が上達が早いのと同じ理屈である。
ダンシング系のロングボードといえば、ローデッドのバングラだが、別にダンシングがしたいわけではない。しかしダンシング系のボードであれば(キック周りの形状を見ても分かる通り)、きっともっと簡単に乗れるようになるに違いないのだ。で、調べてみると最近バングラの新しいやつが出たらしい。名前はタラブ。上位互換でしかも軽くなった(値段は高くなった)とくれば、こちらを選択するのが良いだろう。
ローデッド タラブ、と検索してみても国内の情報はほとんど出てこない。というよりも、ロングスケートボードに関連する情報について検索をすると、エクストリームと、他数社に掲載されているページ以外に出てくるのは、ほぼ詐欺サイト。あとは元2ちゃんねるの5ちゃんねる。
そして実際にタラブを購入しようと思っても、どこも在庫切れでなかなか簡単には手に入らない。という訳で、いつもの様に本国サイトに出掛けてみた。
本国サイトを訪れてみると必要な情報は全部揃っていた。さらにほぼ全ての商品の在庫がある。そういえばランドヤッツのサイトを覗いたときもそうだったっけ。アメリカではロングボードの情報は幾らでも手に入るし商品も潤沢なのだ。日本は市場としてあまりにも小さいから、数社のディストリビューターが存在しているだけの枯れた状態が続いているということなのだろう。
ローデッド米国サイトの商品ページで TARAB のスペックを確認しつつ FLEX2 を選択してみると、同じ画面内に $299 と出た。さらにトラックとウイールがプルダウンで選べるようになっていて、どうやらここで好みのコンプリートを仕上げて購入することができるっぽい。パリスのトラックも全色揃っているし、当然ウイールも選び放題。そして表示されたトータル金額は、日本でコンプリートを買うより確かに安い。
試しにチェックアウト画面まで進んでみると、配送先リストに JAPAN があった。商品価格に送料が含まれてしまうと、国内ショップで販売している金額とあまり変わらなくなってくるけれども、あとは在庫の問題。国内で在庫を見つけられない場合には、国際便の送料さえ払えば、いくらでも本国サイトから直接購入することができるというのが現状の様だ。
ちなみに送料は Flat Rate Ground が $50、USPS Priority Mail International が $91.25、USPS Priority Mail Express International が $132.65 と幅がある。USPS の Flat Rate Ground はとにかく遅いので二週間以上は掛かるだろうか。Priority Mail が一週間ちょいで、Express なら数日程度というのが目安だろうか。私は荷物追跡画面を見ながらイライラするのが好きではないので大抵は Express を選んでしまうのだが、さすがにこの金額だと少し躊躇する。荷物が大きいから仕方ないけれど、まあとにかく早く欲しいなら金を出せということだ。
という訳で、深酒をしていた私はまたしてもポチッとやってしまった。昨夜、午前 2:29 のことである。が、驚くのはここからだ。注文を入れて僅か 1時間10分後に「発送したよ!」とメールが来たのだ。すぐ後に更にもう一通メールが来たので何かが別送になったのかもしれないが、注文から二時間も掛からずしてコンプリートモデルが組み立てられて発送されるというのは驚くべきスピードだ。
そんなわけで来週には自宅にもう一枚ロングボードが届いてしまうみたいだ。一応書き加えておくと、私は別にスケボーにハマっている訳ではない。これはあくまでも自身のバランス感覚を磨くためのトレーニングの一環である。現にスケボーの練習を始めてからインナーマッスルが筋肉痛になっているから、その効果は計り知れない。そしてその目的は「海が荒れていてもミヨシ(船の一番先端の部分)に安定して立っていられること」だ。これは即ち100キロ超級のクロマグロを仕留めるため以外のなにものでもないのである。
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