せい家 代替わりして復活 ☆☆☆+

多分6年くらいずっと通っている沖縄の蕎麦屋、せい家。
ここの蕎麦は沖縄とは思えないほど美味しくて、冬の間は何度も通っていた。
けれどここ数年、営業が不定期になったり、長期休業が続いたりしていた。

原因は店主が病に侵されてしまったことに起因する。
長期療養のための休業。調子が良くなっての復活。そして再び体調を崩しての休業。

二度目の休業になって暫く経った頃、店主が亡くなったことを聞いた。もうここの蕎麦を食べることはできないかもしれないと諦めていたのだけれど、今日なにげなく通りがかってみたら営業中になっていた。以前、「奥さんが乾麺を使って店を再会するかもしれない」という噂を聞いていたのでとりあえず行ってみた。

するとメニューは一新。店内の貼紙やポスター類も無くなって、シンプルな感じ。
そして顔なじみの奥さんが、「お久しぶりです。いまは私が打っています」と教えてくれた。

とりあえず十割もりそば大盛りを注文。日曜日の昼時にも関わらず他に客は一組のみ。
暫くすると以前と同じ器に盛られた蕎麦がやってきた。以前と違うのは大盛りの量がホントの大盛りになっていることと、蕎麦の角が立ちまくっていることだ。

そして食べてみる。打ち手が違うのだから当たり前だが全然違う蕎麦になっていた。力が入っている?緊張している?そんな感じの麺だった。量は多すぎると思ったけれど、最後にはちょっと足りないと思った。旨かったのだ。味も以前の味が不思議と思い出される。

食べ終えてお会計をするとき、奥さんが「大丈夫でしたか?」と心配そうに訪ねてくる。本当に美味しかったので「美味しかったです。また来ます」と言って店を出た。

家に帰って「せい家」を検索してみたら、こんな記事が出てきた。

夫遺志継ぎ そば打ち 嘉手納・日本そば「せい家」星智子さん 一から学び、2人の夢再開

こんなの見せられてしまったら毎週通ってしまうじゃないか。
まあそれは置いておいたとしても、これからきっと味が少しづつ変わって行くだろうから、楽しみに通うことにする。

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Category: 味酒蘭ガイド

ikeura

バイク乗りです。犬でいうと6歳くらいです。愛車は2003年式ロードキング。東京のIT企業を経営していますが、リアル ノマドワーカーなので夏は福岡、冬は沖縄に住んでいます。バイク雑誌に連載アリ。ツーリング、キャンプが大好き。釣りは100キロ超級のクロマグロだけを追いかけています。動画も撮るので宜しければチャンネル登録もお願いします。

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