7月にオキナワブレッシングで作っていただいた3ミリのスーツの着心地が余りにも良すぎて、スナベマリンで作った5ミリのスーツは持っているくせに、オキナワブレッシングで新しく5ミリのスーツを作ることにしました。という訳で簡単な打ち合わせに来た。サイズなどは前回と同じなので、カラー指定と代金の支払い。
スナベマリンで作ったスーツに比べて着心地が良いのは、スキン素材のせいもあるけれど、やはりカットの違いだ。スナベマリンで作ったウエットスーツは床に置くと「ペタン」と平らになるが、オキナワブレッシングのウエットスーツは立体的なままでペタンとならない。直線的なカットが多用されているスナベマリンのウエットスーツに対して、オキナワブレッシングのウエットスーツのカットは丸みを帯びている。差し詰めスナベマリンが床屋なら、オキナワブレッシングは美容室と言った感じだろうか。
だがスナベマリンの良さは早くて安いだ。キチンと普通の品質のウエットスーツを早く安く提供してくれる。北谷のダイビングショップはみんなここで作っているし、沖縄のショップもここで作っている店が多い。まあ地理的なこともあるとは思うけれども(北谷からオキナワブレッシングのあるうるま市まではかなりの距離がある)、安くて早いも正義なのだ。
最近よく「どちらが良いの?」と聞かれるのだが、どちらのお店にもそれぞれ特徴があるので、自分に合った方で作ればよいと思う。
ちなみに初めてのウエットスーツを作るときに、ワンピースをオーダーするのだけは絶対にやめた方が良い。理由は不便だから(トイレとかトイレとかトイレとか)。
何故か初心者は自分のウエットスーツを作ろうとするときにワンピースをオーダーしがちだが、それはライセンス講習や体験ダイビングの時にショップのレンタルスーツがワンピースだったからに他ならない。ショップ側の都合からすると、ツーピースをレンタルにしてしまうと洗う手間と管理が倍になるのでワンピースにしているだけなので、自分のウエットスーツを作るならば迷わずツーピースをお薦めする。
ちなみに同じ理由でジャージ生地よりもスキン生地をおススメしたい。レンタルスーツがもれなくジャージなのは初心者が岩やサンゴに擦り付けて破けるのを防ぐため。風が吹くと寒いけれど、破れにくいジャージ生地よりも、風を通さないスキン生地の方が自分のウエットスーツとしては絶対にいい。周りのイントラを見渡してみれば一目瞭然。全員スキンのウエットスーツを着ているでしょう。もしジャージ生地のイントラがいたら、自分のウエットスーツも作れないほど薄給のダイビングショップの見習いに違いない。
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