フロントタイヤ、インチアップの感想です。
(PM16インチから、18インチホイルに変更)
実寸で直径3センチ程度の差異なので、あまり操作性なども変わらないだろうと高を括っていたのですが、予想に反して操作性は激変しました。
これはショップから出て交差点で曲がった瞬間に感じました。
コーナーでハンドルを押される感覚。
なんだろう?この感じ。
例えば左に曲がるなら、ハンドルがもっと左に回りたがる感じ。
よく曲がるバイクになったのでしょうか?
(ちなみにバネ下重量の変化はあまり感じられませんでした。純正ホイルからPMホイルに替えた時には軽くなったなぁと思いましたが。)
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翌日、皮むきツーと称して山道に持っていきました。
コースがワインディングになって、交差点ではないカーブだとまた印象が変わってきました。
ハンドルに曲がろうとする方向に押される感覚は同じだけれど、バイクが曲がっていかない気がする。なんだか矛盾している。
曲がっていかない感じは、クルマでいうところのアンダーステアに近い感覚。
ハンドルは曲がろう曲がろうとするから、腕の力を抜いて、肩の力も抜いて、なるべくハンドルをフリーにするように意識しても、手に強い反力を感じてしまう。
どうしてもハンドルを押さえんでしまっている感覚から抜け出せない。
タイトコーナーになって気が付いたのは、いままでよりもハンドルの切れ角が大きくなったということ。これは視覚的に気がついた。いままで5度だけ切れていたコーナーは、8度くらい切らないと回らない感じ。
しばらく悩みながら走る。
ハンドルに押されてる感じは、セルフステアの力が強くなったのではないか?
よく、直進安定性が良くなるというが、これはまったく体感できない。
(だって、高速を走りながら「ああ、良く真っ直ぐ走るなぁ」なんて思わない)
でも、緩くて長いロングコーナーを傾きながら走っていると、ハンドルが重く安定して走っている感じがする。
なんだか扱いづらい、曲がりにくいバイクになった気がした。
と、同時にこれは初日の印象だから、慣れれば印象は変わる予感も。
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ここまでが、インチアップ翌日に書いた感想。
そして、九州での5連休を走ってきた感想。
ハンドルが重くなったのは間違いない。
クルマで云うと小径のハンドルに替えた感じ。別にイヤな感じではない。
普通のコーナーでは、バイクがセオリー通りの動きをしていることが分かった。
コーナーでフロントブレーキを掛けるとバイクはスッと立ち、ブレーキを放すとスパッと倒れこむ。
いままで適当でも曲がれていたのが、ちょっとごまかしが効かなくなった感じ。
タイトコーナーでは、ダイナミックに曲がるようになった。
多分増えたと思われるセルフステアの切れ角に体が慣れてカラダの可動域が大きくなると、ちゃんと曲がることが分かった。
いままで以上に強い力でハンドルが曲がろうとするから身を任せていると楽しい。
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自分でやってみて、自分で乗ってみてどうなのかという事だけが重要で、机上の空論には興味がないので、キャスター角とかハンドル周りの角度系の理論はまったく分かりません。
それで結論はどうなのかというと、とってもいい!とっても楽しい!です。
感じ方は人それぞれですから、曲がらない、乗りづらい、と思う向きもあるかもしれませんが…。
それからホイルの掃除がものすごく楽になりましたね。
ホイルとローターの間に腕が入る。手じゃなくて。
ホイルの形状も変わったのでこれまた掃除のし易さに貢献してます。
パーツ
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