100キロマグロ出現を受けて出船した日曜日。
日没直前まで七里で粘るも、その姿を見ることは出来ず。
情報では朝一の方が状況が良いという事なので、「明後日は朝まずめ狙いで午前3時出船する!」と、船長が言い出した。
「只今二名。参加しますか?」 と、またしても船長の悪魔のささやき。
で、当然のように出撃です。
「チャンスが来たら、ためらわず!」 です。
同じチャンスが二度来るとは限らないので、いつでも即座に飛びつかなくてはなりません。
重要な決断には反射神経で対応します。決して考えてしてはいけないのです。
エンジンスローで目覚めると、早朝の七里到着。
みんなでナブラを探します。
が、海面に変化は見られません。
数時間後、何かを見つけた船長が一気に船を走らせると大量の鳥山が出現!
そしてその下にナブラ発生!いつもの如く船長は完璧な位置に船を付けた!
デッキ前方には見知らぬ二人組がいて、自分の前にも一人いて、彼らが投げないと自分は投げらないので、彼らのロッドが振られるのを待つ!「投げろー」と、心の中で叫ぶと、船長が後ろから「投げてー」と叫ぶ。
が、デッキの上の人たちは、「鳥が、鳥が」 と言うばかりで全然投げない。
でもその鳥の下ではマグロがバシャバシャしているよー。
結局、誰も投げられないままナブラ終了。ガーン。
その後、海域から鳥は消え、やがて雨雲がやってきて土砂降りに。
朝のワンチャンスを逃したのは痛かった。
なんとかもう一度チャンスが訪れますように!
と、心の中で祈っていると、また船長が船を走らせる!
すると鳥と船が集まっているエリアに到着。
そしてポツポツとナブラが出始めるが、デッキに立った人たちはタイミングを見計らうばかりでやっぱりなかなかキャストしない。自分とはあまり相性が良くなさそうだと見切りを付けて、ここで船の後ろに移動する。
ロッドを持ってトモに移ると、すぐに船長がナブラを見つけた!
フルスロットルで船首がグワッと持ち上がる。
またしてもいい所に船長が船を付けた!惰性で船が横になったところで後ろからキャスト!
バンバン鳥がラインに当たるので、ロッドを海面に突っ込んで鳥回避!
沈めて沈めてジャークしながらラインを巻くと、ゴン!と手応えは有ったがヒットしない。ラインを回収して次のチャンスと伺うと、目の前でぴょんとマグロが跳ねた!ので、その鼻先にポンっとルアーを放り込んで沈めると、思惑通りにヒット!勢いよくドラグが出るが、案外スルスルと上がってくる。ものの数分で姿が見えて、船長がタモを突っ込むと、そのサイズのなんと小さいことか!
かわいそうなので写真だけ撮ってすぐにリリース。
で、再び次のナブラが発生!
前方からピューンとラインがナブラの中に飛んでいくのを見届けてから、被せる様にしてキャスト。しかしナブラの芯には届かない。急いで回収して辺りを見回すと、今度は左舷でナブラ発生!すかさず左に移動してキャスト!投げるのはもちろん上原さんから頂いたキャタップ!ナブラの向こう側に着水させて、少し沈めてトゥイッチしながら引いてくるとキター!
が、しかし。
今度も同じお子様サイズなので、船縁でペンチリリース。
それにしても、このキャタップ凄いな。トモに居たのに、あっという間に2ヒット達成。
が、あまりにも掛かるサイズが小さいので、ここでロッドを BLC80/40 から BLC83/16 にチェンジ。
自動的にルアーもタングステンのコルトスナイパー TG ベルサーテ 60g に変更になった。
で、さらにナブラが発生して船が急発進!今度はさらに広い範囲でナブラが湧いた。
右舷に沸いたナブラの真ん中にコルトスナイパーを打ち込んで暫く待つと、マグロの群れがこちらへ向かって泳いできた!すかさずルアーをジャークしながら回収するとまたしてもキター!
またお子様サイズだと思って余裕かましてたら、すぐにリーダーが見えて来た。
魚体が見えたと思ったら、船影を嫌って突然走り出した!
crazy27 にあやかって、hitori27 Tシャツ。
ライト気味のロッドで、久しぶりのマグロファイトを味わいながら上がってきたのは、今週のアベレージサイズである20キロクラス。
8月に入ってからのマグロの好調を受けて10日間に5回。つまり二日に一度のペースで船に乗ることになった武蔵丸。何度も何度もスーパーナブラに遭遇して、何度キャストしても喰わせらない悔しさを味わって、フックアウトやラインブレイクも何度も経験した。強烈だったのは、自分は前のデッキで投げていたのにノーヒットで、トモで投げていた上原さんが3キャッチしたときの衝撃。あの技は絶対に欲しいと思って、こっそり観察させていただきながらも、じかにノウハウを色々教えてもらった。その甲斐あって、自分も少しだけレベルアップ出来た気もするし、結果的にとても内容の濃い ”武蔵丸マグロ強化合宿” になった。
そんな連続釣行の最後に、有終の美を飾る一尾を獲れたのでとても嬉しい。
サイズとしては小さかったが、とても良い練習になった。
タックル
BLC80/40 10号、BLC80/40 8号、BLC80/40 6号、BLC84/25 6号、SM766CR 6号、BLC83/16 5号
この日の詳細は 634MARUニュース で!
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