前ページの続きです。
「シンタード」は効くよ。
そう聞いてパッドを交換したばかりではあったのだが、我がPMキャリパーにも「シンタード」を奢ってみることにした。
シンタードというのはパッドの素材。
PMのカタログを見れば分かるが、ブレーキパッドに「シンタード」と「オーガニック」というのが並んでいる。シンタードというのはたぶん石綿みたいなものだと思う。
いままで使っていたのはオーガニック。
キャリパーに標準で付いてくるのがオーガニック。
まあパッドの種類くらいでそれほど効きが変わる訳でもないだろう。
楽しみにはしつつも、実はあまり期待していなかった。
ところがところが!こいつは凄い!驚いた!
まだ走り出して数十キロ、当然アタリなんて出ていないのにスゴイ効き。
しばらくはスピード控えめに、と思っていたけど何だこれ。
街乗りでは良く分からないが、スピードを出してコーナーに入る時に顕著に分かる。
ローターをパッドで抑えつけてスピードを落とす、という感じがまったく無い。
パッドがローター触れるとスピードがスルスルっと落ちる。運動エネルギーがパッドに吸い込まれていく感じだ。映画やテレビに出てきそうな、触れただけで生気を吸われてしまう悪魔とか怪物を連想させる。
しかも、レバーへの入力はいつもの半分、いや1/3程度かもしれない。
いままで効く効くと思っていたリアブレーキが頼りなく感じる程だ。
PMのキャリパーには「オーガニック」が装着されているので、当然そのまま使っていたけれど、これからはPMキャリパーに装着するパッドはとにかく「シンタード」に限る。
接触面積に比例して効果が大きくなると思われるので、4POTではこれほど顕著ではないかもしれません。
PMは同じシンタードでも時期によってOEM元のメーカーが違いますが、これは型番 0051-1602DS の話です。
他のメーカーのパッドやキャリパーではどうなのかは分かりません。
これ、サンダンスの柴崎さんに勧められました。
「安くて、減らなくて、良く止まる」って
私も、今度はコレにします!!
いまのパッドが残っていたとしても交換する価値はあります。
但し、PMの6POTの場合ですが。