最近はリビングのテレビにパソコンを繋いで使っていますが、リビングなのでキーボードは置けません。ということで、以前に購入した ThinkPad Bluetooth キーボードがマウスも兼ねていて便利なのでこれを必要な時だけ取り出して使っています。
リビングのパソコンの利用用途は画像編集が主なので、あまり文字入力の必要はないのですが、以前から興味のあった、一部の人たちには絶大な人気を誇る Happy Hacking Keyboard(HHKB)というのを一度使ってみたくて、これを購入してみました。
普段使いのキーボードは東プレのリアルフォースというまあいわゆる業務用みたいなものなので、ペナペナのキーボードを使っていると、入力するのが面倒になってくる、という贅沢病が発症します。本当はリビングもリアルフォースにしたいのですが、有線式のキーボードというわけにもいかないので、まあ似たようなメンブレン式ということで、HHKB の Bluetooth 版を購入したという次第です。
使い始めてすぐの印象は、「横のキーピッチがちょっと狭く感じて使いづらい」という感じ。しかし暫く我慢して使っていると、だんだん気持ちよくなってきます。キーボードの裏側の足を開いて角度を付けてあげると入力のしやすさは一層極まり「入力するの超楽しい!」という境地に足を踏み入れることができました。
東プレの静音タイプに比べると、カチャカチャと軽めの音を発しますが、それもまた不思議と耳に心地よくなってきます。そしてついにはタブレット端末とペアリングをして外へと持ち出すに至ります。
「来週末は青森遠征だし、もしも天気がイマイチだったらこれで原稿を書こう!」と意気込んでいたのですが、実際に雨が降って部屋に閉じ込められてしまうと、「温泉に浸かって風呂上がりの生ビール、プハー!」となって終了しました。
まあとにかく、ちょっとした旅行なり出張には(実際に使うかどうかは別として)とにかく持っていきたい衝動に駆られるほどにイイ感じのキーボードであるということです。但し共色のキートップ文字は実際にはほとんど識別できない程に見にくいので、完全にブラインドタッチができることが要求されます。最近は白色タイプも発売になったのでその辺りのハードルは下がりましたが、それでも変なキー配列に慣れる必要があるマニアックな製品であることは確か。
これから「打ちやすいキーボードを購入したい」という人には、間違いなく東プレのリアルフォースをお勧めしますが、「使いづらくてもいいから中毒性のあるキーボードを所有してみたい」という方には HHKB をお勧めします。
このキーボードを採用したノートPCとか富士通で作ってくれないかなぁ。
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