YouTube に動画をアップロードする度に、「著作権侵害の申し立て」というメールが届く。
このメールが届いてしまうと、その動画コンテンツに依って発生した広告収入は、申立人のところへ自動的に入る仕組みである。
他人様の楽曲を勝手に使用して動画を作っている場合、「その楽曲、勝手に使っていいよ。その代わり広告収入はこちらで貰うよ」という許容の意味になるので、このメールが来てホッとする人もいるだろう。
しかしながら私のように正当なライセンスに基づいて楽曲使用をしている場合、この申し立ては殆どが不正なものである。何かの手違いでこの様な申し立てが来ることもあるが、大半は「片っ端から著作権侵害の申し立てをしておけば、幾らかの広告収入を掠め取れるであろう」という輩による広告収入詐欺である。
そして、この申し立てがされると、自分の動画に勝手に広告が挿入されるようになってしまうのだ。
ハッキリ言って広告収入なんてどうでもいい。そもそもそんなにカウンター回ってないし。
私がプンプンしているのは、「苦労して字幕入れたのに、その上にバナー広告とか出すなよオイ!」という部分なのである。
というわけで、著作権侵害の申し立てが来たら、即座に異議申し立てをするのみである。
異議申し立てをするときに、「結果によってはあなたのアカウントが削除される場合があるけれども、それでも申し立てをしますか?」みたいな感じの警告が出る。が、もちろんそんなの関係ない。即座に確実に何度でも異議申し立てをするのである。
これ、個人で異議申し立てをしても大抵は無反応であることが多い。まあ二週間は確実に何のリアクションも無いだろう。個人だと完全に舐められているのだ。
というわけで、次の手段は「ライセンサーに連絡をして対処してもらう」である。
正当なライセンスに基づいて楽曲を使用しているならば、我々はその楽曲に対価を支払っているわけである。だから「オレはオタクにお金を払って楽曲を使っているのに、著作権侵害の申し立てが来たぞ。どうなってんだオイ!」とクレームを入れるのである。
すると、すんなり申し立て撤回のメールがやってくる。
個人で申し立てをしても反応は鈍いが、ライセンサー経由でクレームを入れるとすぐに対応してもらえるのだ。いったいどうゆう仕組みだろう?
まあこれで解決なのでいいんだけどね。
ということを、動画を登録する度にやっているわけである。
YouTube に上げた動画に著作権侵害の申し立てが来てるけど、そのまんま。という人は是非とも異議申し立てを試してみてください。
別に広告収入が欲しいわけではないけれども、やったもん勝ちだと思っている連中に持って行かれるのは面白くないじゃないですか。
***
というわけで、昨日アップロードした動画もこんな感じになっています。
トホホ。
追記 2017.10.17
この申し立ても無事に撤回になりました。
過去の申し立てはこんなに来ています。
コメントを書く