No.8 ドリーマーで龍飛崎。クロマグロキャスティングゲーム!

モンスタークラスのクロマグロが跳ねまくる龍飛崎を目指し、今年も単独で青森遠征に行ってきました!

移動日

今年も9月の三連休に、青森に行ってきました!
船はいつもの小泊の遊漁船ドリーマー。これまたいつもの様に一人で三日間チャーターしました。福岡から青森までは飛行機になりますが、いまは直行便は無いので、大阪伊丹経由で向かいます。乗り換えがノンビリなので、朝7時に家を出ても小泊に到着するのは夕方。そんなわけで釣行前日の金曜日は、丸々1日移動日となります。

いつも伊丹空港に到着すると551で生ビールと豚まんというのがお約束なのですが、空港が改装されていてなかなか目当ての店が見当たりません。案内所で聞いてみると551はあるけれど、レストランではなくテイクアウト専門店になってしまったとのこと。これは伊丹での楽しみが一つ減ってしまいましたね。仕方なくフラフラ歩いていると美味しそうなカレーを発見。ちょっと遅めの朝食を、生ビールと一緒に頂きました。

青森に着くと空は快晴。停滞する前線を飛び越えた模様。とりあえず青森駅前で煮干しラーメンを食べてから小泊を目指します。1時間強のドライブの末、聖地 津軽小泊館に到着すると、もうすっかり顔馴染みになった女将さんが笑顔で迎えてくれました。タックルの準備をササっと済ませてお風呂に入るといつもの味仙に行って前夜祭。生ビールとハイボール2杯で早々に撤収すると、朝6時に目覚ましをセットして早めの就寝。


 

1DAY

翌朝、突然鳴り出した電話の着信音で目を覚ます。
iPhone の画面を見ると「ドリーマー 力船長」と表示されている。しまった!寝坊してしまった!そう思って電話に出ると「早く!行きますよ!待ってます!」という声が聞こえてきた。ヤバい、やっぱり寝坊してしまったっぽい。焦って時計を見ると時刻はまだ午前5時50分。
「ん?」
出船は7時じゃなかったっけ?と思いながらも「すぐに行きます!」と告げて電話を切る。布団から抜け出ると着替えだけして宿を出発。急いでコンビニに行って買い物を済ませて港へ向かう。電話を受けてから15分後には港到着。すぐさまドリーマー出船。

「ねーねー。今日の出船は7時じゃなかったっけ?」と聞くと、
「昨日、朝 調子良かったみたいなんで、堪らず電話しちゃいました(てへ」と言う。ま、そうゆうことなら全然オッケー。朝から一気にテンション上がる。

今回のタックルは、カーペンター KLL 75/45 と KLL 77/40 の二本。
いずれもラインは12号で、先糸はいつもの感じでザイロンノット70号。
ルアーは前回歯型を付けられたディアブロと、青森に敬意を表してコムソー140
シイラパターンのモンスタークラスしか想定していないので、これ以外のタックルは一切なし。
ナブラに向かってワンキャストできれば上出来のこの釣りに、余計な荷物は要らないのだ。

朝のチャンスタイムは何事もなく終わり、昼の潮止まりの時間が過ぎて、ちょっとソワソワしていると、漁師の船の後ろで突然マグロがピョーンと跳ねた。デカい!
200キロクラスの巨体に少し興奮して「出たー!」と言いながら後ろを振り返ると、船長もそれを見ていた様子。しかし船はスローのまま動かない。そして冷静に「デカかったっすね。あの漁師が餌撒いてるんでそれに反応したんですね」と解説してくれた。今日はマグロはいないのかと思っていたけれど、食い上げるベイトが居ないだけで、海の中にちゃんとマグロは居たのだ。そして更に集中して辺りを見回す。

数十分ほど経過した所で突然にエンジンが唸りを上げた。立ち上がって前方に視線を送ると小規模ながらもナブラが見えた。ロッドを手に取ると、ベールを返してラインに人差し指を掛ける。片足をミヨシに掛けて前に出るタイミングを計る。ナブラが近づいてきた所でミヨシに上がり、振りかぶったままキャストするタイミングを待つ。あともう 10メートルでキャスト!という所でエンジンがスローになった。微妙に届かない距離だ。あれれ??
でもとりあえず投げる。やはり届かない。ショートした…。
すると「誘って誘って!」と船長から指示が出てロッドを煽る。
が、しかし沈んだマグロはもう姿を現さなかった。

そしてルアーを回収した時に GoPro に映っていた映像のスクリーンショットがこれ。

何故かエンジンは微妙に全開になっていなかったし、ナブラとの間合いがいつもと違っていたので、ショート気味のミスキャストしかできなかったのだけれど、その理由はこの写真が物語っている通りナブラの向こうには漁師の船が居たのだった。そういえば確かにあの船見えていた。そして投げる直前に私は後ろを振り返っていたらしい。投げて良いのか分からず無意識に船長を見たのだろう。あまり憶えていないけど…。

エンジン全開でナブラに突っ込んでいれば、アドレナリンが一気に出て、全神経を集中してフルキャスト出来たのだろうけれど、なんとも中途半端な結果になってしまった。が、こんな状況であっても、あと10メートル余計に飛ばせるだけのパワーとテクニックがあればヒットに繋げられたのかもしれないと思うと、結局は自らの力不足を痛感するのであった。

二日目に続く

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Category: オフショア

ikeura

バイク乗りです。犬でいうと6歳くらいです。愛車は2003年式ロードキング。東京のIT企業を経営していますが、リアル ノマドワーカーなので夏は福岡、冬は沖縄に住んでいます。バイク雑誌に連載アリ。ツーリング、キャンプが大好き。釣りは100キロ超級のクロマグロだけを追いかけています。動画も撮るので宜しければチャンネル登録もお願いします。

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