VIVID HARLEY VOL.2 連載が自然終了した話

2019年5月末。いつも通り締切の日に原稿を提出した私は、校了の余韻に浸りながらノンビリとした日々を送っていました。原稿の締切が近づいてくると必死に書き、原稿を提出してしまうと暫くダラダラ過ごすというリズムが、ここ数年ずっと続いていたのです。「隔月誌だからいいけれど、これが毎月だったらキビシイな。隔月で良かった」なんて思いながらホッとしていると、あっという間に一カ月半が過ぎ去り、次号原稿の締切が忍び寄ってきます。

そういえば今月は出来上がった誌面をまだ見ていません。送本が遅れることは以前にもあったので「また編集長が忘れているのかな?」とノンビリ構えていました。

実はバージンハーレーの出版元だったバイクブロス社は、2019年1月31日付で雑誌出版事業から撤退。ホットバイクジャパンを始めとする、発行されていた全雑誌は 2019年3月号をもってすべて休刊となりました。ホットバイクに関しては、編集長が自身のプロダクションで権利を引き継ぎ、同様にバージンハーレーもビビッドハーレー(VIVID HARLEY)として復活したばかりだったので、編集部もきっとバタバタしているのだろうと考えていたのです。

そうこうしているうちに次号原稿の締切が迫ってきたので、いつものように原稿を書き上げて提出。原稿は写真一式と一緒に編集部へ送っておくと、数週間後に出版された雑誌が送本されてくるという流れ。締切日から二週間が過ぎて、雑誌の発売日が過ぎましたが、またしても送本がありません。気になってアマゾンで調べてみると、VIVID HARLEY Vol.2 が発売されている様子はありませんでした。色々と調べてみても、ビビッドハーレーに関する情報は途絶していました。念のために原稿受け渡し用のサイトをチェックしてみると、前号と今月号の原稿がダウンロードされていないことが分かりました。と、ここでやっと事の重大さに気が付いたのです。これが2019年8月の話。

暫くすると、他社から WITH HARLEY なる雑誌が創刊されるとの情報が流れてきました。誌面は今までと似ているようですが、どうやら編集長は変わったようです。なお、この件に関して私のところには連絡は特になし。何らの打診もないということは、新しい編集長が、私の連載はいらないと判断したのだと分かります。まあ私の連載は前編集長との個人的な繋がりによって続けさせていただいていた様なものだから、これは全くもって仕方のないところでしょう。なにせ私の連載は、時にスーパーカブが表紙を飾ったり、ほとんどハーレーが出てこない回もあったりと、ハーレー雑誌に似つかわしくない破天荒なものだったのです。そんな原稿を書き上げてしまった月には、「これはもう打ち切りにされてしまうかも?」などと冷や冷やしたりしたものですが、実は今まで内容についての口出しやダメ出しをされたことはありませんでした。放任主義なのか、信頼関係なのか、その両方だったのかは分かりませんが、とにかく自由に書かせていただいたのです。ただ、「読むとハーレーに乗りたくなる」というテーマだけは、一貫していたつもりです。

私の連載が決定したのも、突然編集部に挨拶に行って「何か書かせて欲しい」と告げたら「じゃあ書いてみる?」とその場で決まったものです。内容についての打ち合わせなどは皆無で、「全部好きにしていいよ」と言われただけでした。実際その言葉通り、連載のタイトル決めから内容の設定に至るまで、本当に自由に書かせていただいたのです。なので池田伸編集長には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!こうして私の8年に渡る連載は自然消滅的に終了しました。

私の連載を目当てにバージンハーレー、及びビビッドハーレーを購入していただいた皆さま、いままで本当にありがとうございました。応援のハガキを出していただいて皆さまにも(私の手元には来ていないため個別のお礼ができませんが)感謝します。深くお礼申し上げます。

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Category: 雑誌
ikeura

ikeura

バイク乗りです。犬でいうと6歳くらいです。愛車は2003年式ロードキング。東京のIT企業を経営していますが、リアル ノマドワーカーなので夏は福岡、冬は沖縄に住んでいます。バイク雑誌に連載アリ。ツーリング、キャンプが大好き。釣りは100キロ超級のクロマグロだけを追いかけています。動画も撮るので宜しければチャンネル登録もお願いします。

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4個のコメント

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    • ありがとうございます。
      これで旅先でネタを探したり、色々写真を撮ったりする必要がなくなったので、暫くは自分のためだけにバイクに乗ることにしたいと思っています。