GARMIN Descent MK2i レビュー

ずっとガーミンの Descent MK1Tiを使っていて「これは完璧」と思っていたけれど、唯一、物足りなかったのはトランスミッターと接続できないことだった。仕方なくスントD5を併用して、ダイコン2台持ち状態を続けていたのだけど、ついに GARMIN からトランスミッターが発売になった。
とは言え本体と合わせると25万円近い金額になるので、簡単には手が出せないのだけれど、結局、酔っぱらって発売日の夜にはポチっていた。まあ前作のDescent MK1Tiと、SUNNTO D5+トランスミッターをヤフオク行きにすれば、支払いは差額の数万円で済むのだから飛びつかない訳がない。

という訳で、早速使ってきたのでレビュー。

まず見た目だが、カタログ写真で見るとボタン周りがブルーになっていて「気になるかな?」と思っていたけれど、実物を手にすると余り気にならない感じだった。これは前作の時にも「ベゼルのブルーが気になるかな?」と思っていたけれど、実物ではほとんど青が目立たなかったのに等しい。操作系ではボタンの押し心地はかなり軽くなっていて好感。表示内容も前作とは微妙に異なっているのだが、全てにおいて使いやすくなっている。

トランスミッターとの接続はBluetoothやWiFiなどではなく「ソナー」に依るものらしい。そのため、間に障害物があると通信ができないということで、マニュアルにはダイコンを左手に巻くのであれば、トランスミッターもファーストステージの左側に装着するようにとの記載があった。しかし、自分の場合は左側の高圧ポートは既に塞がっているので、トランスミッターは右側に装着せざるを得ない。まあ大した問題にはならないだろうと踏んでファーストステージの右側の高圧ポートにトランスミッターを装着した。
結論から言うと全く問題なかった。手の位置によって確かに通信が途切れることはあるけれど、手を上げ下げすればすぐに通信が回復して残圧が表示されるレベルだった。通信が途絶えそうになると残圧表示が白から黄色に変わるので、それを見てから手の位置を変える感じでもよい。

水中での視認性が良いのは前作同様。いや、文字盤の表示内容がブラッシュアップされているので、前作よりも見やすいかもしれない。
Descent シリーズにはタップで画面表示を切り替える機能が付いているのだが、前作はこの機能をオフにすることが出来なかったため、勝手に画面が切り替わってしまい見る度に意図しない表示になっていて困っていたが、今作ではタップ機能をオフにできるようになっているから画面が勝手に切り替わることがなくてとても快適になった。

アラート機能は任意の深度と残圧をセットできる。深度は50m、残圧は50で鳴るようにしているけれど、(マクロで潜る場合にはちゃんと分かるかもしれないけれど)ワイドだと鳴ったところでどうなるものでもないし、気が付かないことの方が多いので、気休め程度にしか考えていない。

残念なのは Mk2i モデルにチタンベルトが付いていない点。自分の場合は前作のチタンベルトを使いまわして使っている。ワンタッチで脱着できるこのベルトは船上においてとても便利で手放せない。数万円のオプションではあるが、持っていない人は是非とも購入してほしい。

まあほぼ全てにおいて正常進化を遂げたガーミンのニューモデルは、間違いなく買いです。但し、トランスミッターは MK2i モデルにしか繋げないので、必ずこちらを選びましょう。

追記 2021年2月22日
マクロで潜るならシビアに残圧を気にすることはあまり無いと思うけれど、何かを追っかけまわすタイプのダイビングだと、やはりダイブコンピューターで残圧が分かるというのはとても便利でした。ハンマーヘッドシャークに逢いに与那国まで行ってきたのですが、魚影を見つけたら即ダッシュをしなくてはならないという状況で、自身のポジションと状況、即ち「水深と残圧を、瞬時に同時に」確認して状況判断(行くか、行かないか)できるというのは何物にも代え難いメリットがありました。

追記 2022年3月
長らく使っていると、やはり時々発生するリンク切れが気になってきました。理由はトランスミッターを「右側」に付けていたこと。これを解消するには「左側」に付ければ良いのだが、残圧計があるので移植できない。ということで示された解決方法はこれ

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Category: DIVING

xxx

バイク乗りです。愛車は2003年式ロードキングと BMW K1600B。ノマドワーカーなので夏は福岡、冬は沖縄に住んでいます。

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