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GARMIN Descent MK1 レビュー(2020年1月追記版)

GARMIN Descent MK1

ガーミンのダイビングコンピューターです。普通のスマートウォッチとしても使えます。
実はコレ、今年の夏に買っていました。腕時計なんて買ったのはいつ以来でしょう?最後に買ったのは確かブルガリのクロノだったかな。多分それは20代の頃ですね。初代アップルウォッチも買ったけれどすぐに売り払ってしまったこともありましたね。とにかく、休暇にビーチでゴロゴロしているのに時々スマホを取り出してメールチェックをするのが面倒だったのです。しかしコレさえ腕に巻いておけば、スマホはバッグの中に仕舞い込んだままでもビーチでメールの着信が分かるのです。もちろんダイビング用に作られているので防水性能も問題ありません。何はともあれ緊急コールだけは逃せない仕事なのです。

このガーミン Descent Mk1 が普通のダイビングコンピューターと違うのは、冒頭にも書いた通りスマートウォッチだということです。まあ簡単に言うとアップルウォッチみたいなものです。さらにGPS、心拍計、気温計、高度計、コンパス、気圧計などが包含されているので様々なデータログが可能になります。まあバイクに乗っているときのログはスマホで取っていますが、ランニングのログとかもこれで取ることができます。

スマホの様に中身は自分で自由に変更できるので、ウィジェットやアプリをインストールすれば様々な機能を持たせることが可能。自分の場合は潮汐表と天気予報、波高、速度計などをインストールしてあります。

さらにはガーミンの Connect IQ というサイトに行けばウォッチフェイスが無料でダウンロードできて(中には有料のものもあるけど)見た目も自由に変えられるので飽きることがありません。気になるバッテリーも、スマートウォッチとして使うだけなら一週間くらいは使えるので十分に実用範囲です。

とはいえ私は、時計を始めとするアクセサリー類をカラダに着けておくのがあまり得意ではないので、コレほぼ放置状態でした。いわゆる夏限定、ビーチ限定、ランニング時限定でしか使っていなかったのです。しかしここにきてダイビング講習なんて受けてしまったものだから、思い出したように引っ張り出してきた次第です。やっと本来の機能であるダイビングコンピューターとしての使い方ができそうです。

ちなみにこのモデルには、ノーマルとチタンの二種類があります。見た目の高級感はチタンモデルの圧勝です(写真では伝わらないけど)。購入前にカタログで見て気になっていたのがボディーに引かれたブルーのライン。実はマジックで黒く塗りつぶそうと思っていたのですが、実際はほとんど目立たず、室内であれば黒い時計に見える程でした。チタンベルトはウェットスーツでも使えるようにワンタッチで長さが変えられる機能もあったりして非の打ちどころがありません(とはいえウエットスーツの上に巻いてしまうと脈拍が取れないので、潜るときはいつも素肌に巻いています)。価格差分の価値(Descent MK1 の価格)は十分にあると思いますが、機能的にはまったく同じですからどちらを選ぶかはあなた次第です。

2020.1.31 追記
さて、実際にダイビングで使ってみた感想です。

まず、GPSが付いているので潜水開始場所と浮上場所が記録されます。マップに履歴が増えていくので、どこで何本潜ったのかが後で一目瞭然に分かります。これは視覚的に楽しいです。ボートダイブの場合には、スマホは船に置いて潜るわけですが、エグジットして機材を下ろしている間にログデータは勝手にスマホに転送されていますので、このスクリーンショットの様な画面が勝手に出来上がっている訳です。

深度はもちろん、脈拍や水温もリアルタイムで記録されているので後から参照することができます。ここに残圧を手動で記録して、写真を追加すればログブックの代わりになりそうですが、イントラやバディのサインを付ける機能が無いのが残念です(いまのところ紙のログブックと併用しています)。

海中での視認性は非常に良く、カラー画面なので見やすいです。安全停止などの警告類も日本語で表示されます。一日に3ダイブしても電池の消費は10%程度です。これで残圧用のトランスミッターでも発売になれば最高なのになぁとか思っていますが、どうやら見込みは薄いようです。

そしてこの Descent MK1 は、基本的にスマートフォンとブルートゥースで常時接続しています。メールやラインの着信が手元で分かるのがとても便利な訳ですが、それに加えてスマホとの接続が切れると振動と音による警告が出ます。これは例えば外出先でスマホを何処かに置いたままにすると、数十メートル歩いたところで警告が出るので、スマホを無くす心配がなくなる訳です。

ちなみにダイビングボートの上にいても普通の時計にしか見えないらしく、「え?それダイコンなの?」と珍しがられます。チタンベルトにしたときの写真はこちら

2020年11月3日追記
後継モデルが発売になりました。詳細はこちら

2021年1月29日追記
後継モデルを購入しました。詳細はこちら

2021年2月8日追記
後継モデルを使ってみました。詳細はこちら

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Category: ダイビングコンピュータ

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