バロウズ靴修理店で、ウエスコブーツのヒール交換

バイクに乗るときはずっと履いている愛用のウエスコブーツ。踵が擦り減ってきていたのでそろそろ直したいなと思っていた。このブーツは大阪のウエスコで購入したので「初回ヒール交換無料券」というのを貰ったはずなのだけれど、何度かの引越しを経たせいか、そのタダ券は家の何処にも見当たらなくなっていた。

そうこうしているうちにも踵はどんどん減っていき、困ったなと思っていたら、福岡の家の近所に良さげな靴修理店を見つけた。こちらにいる間は近所のスーパーで、お刺身を毎日千円分くらいは買って食べているのだけれど、そのスーパーへ行く道すがらにその店はあった。店頭には店主のモノと思われる XL250S とかラビットが日替わりで停めてあって興味をそそられる。という訳で一昨日の夕方に店のドアを開けてみた。店内には良く使い込まれたレザーブーツがズラリと並び、見えないけれども店の奥には重厚な感じのミシンとかが置いてあるのだろう。丁寧な仕事をする職人の工房という感じ。音を聞きつけると奥からイケメンの店主が現れた。

ブーツの踵を直して欲しいのだけれど、どのくらい時間が掛かるのか聞いてみると、部品があればその日のうちに。急げば2時間くらいで。部品が無ければ取り寄せるので2、3日掛かるとのこと。どんなソールかと聞かれたけれど、説明できないので、後日現物を持って再来店することにした。どうせお刺身は毎日買いに行くしね。

翌日にブーツを持って店を訪ねると、「カッコいいウエスコのカスタムですね。これなら部品があるので翌日には出来上がります」という。もちろんお願いすることにして、ビブラムヒール交換 3,500円也を支払って伝票を受け取ると、「明日の夕方、いまと同じくらいの時間に取りに来ます」と言って店を出た。

約束通り、翌日の夕方にお刺身を買ってから店を訪れると、入口のカウンターの上に修理が終わったブーツがちょこんと鎮座していた。すっかり綺麗になって見違えたオレのウエスコ。お礼を言ってブーツを持ってきたカバンに仕舞っていると、「昨日言い忘れてたんですが、実は木曜日は定休日なんです」という。今日は本当はお休みだったのに、明日来ると言った私の為だけにお店を開けて待っていてくれたのだった。もちろんその台詞に「お前の為に空けといたんだよ」という意味合いは無く、むしろそうゆう誤解を受けたとしても「次回ご来店される際に誤って足を運ばれては申し訳ないから、正しい定休日をお伝えしておきたい」という誠意が垣間見えた。常に物腰柔らかくも受け答えがハッキリしていてとても好感が持てる人だなとは思っていたけれど、この店主、見た目に加えて中身まで超イケメンなのであった。

さて、私はブーツをこの一足しか持っていないので、なかなか再訪する機会もタイミングも無いのだが、是非ともまた訪れたい店のひとつになった。どうしてこの仕事をしているのかとか、どこでその腕前を身に着けたのかとか、そのうち取材を兼ねて聞きに行ってみようと思う。郵送での修理を受け付けてくれるのか聞いてくるのを忘れてしまったけれども、多分大丈夫だと思うのでそろそろブーツを直そうと思っていた人はこちらへどうぞ。福岡や九州の人はもちろん全国の人にお勧めしたい、隠れた名店に認定します。

バロウズ ブーツ&シューズリペア靴修理店
福岡県福岡市中央区大手門3-10-1 1F
Open 10:00 / Close 20:00 定休日 木曜日

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Category: DIARY
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ikeura

バイク乗りです。犬でいうと6歳くらいです。愛車は2003年式ロードキング。東京のIT企業を経営していますが、リアル ノマドワーカーなので夏は福岡、冬は沖縄に住んでいます。バイク雑誌に連載アリ。ツーリング、キャンプが大好き。釣りは100キロ超級のクロマグロだけを追いかけています。動画も撮るので宜しければチャンネル登録もお願いします。

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